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2001年8月29日
ホーム&ライフソリューション 『あったまルーバー』と『ターボPAM』を採用し、
床面の快適暖房域をさらに広げたルームエアコン
「一気に全開PAMエアコン白くまくん」を発売
-- 本体清掃性をさらに向上 世界初『一気に全開ボディ』を採用 --

  日立製作所 家電グループ(グループ長&CEO:瀬端久仁雄)は2002冷凍年度向けルームエアコンとして『一気に全開PAMエアコン白くまくん』シリーズを11月上旬より順次発売します。
  本製品は、新開発の「あったまルーバー」と「ターボPAM」により、エアコン暖房に対してニーズが高いスピードと足元暖房を実現しました。外気温2℃という寒い日でも5分を待たずに*1暖まり、床面の快適ゾーンも約1.5倍*2に広げました。
  また、熱リサイクル方式の「カラッと除湿」の性能向上や、部屋の空気をリフレッシュするマイナスイオン発生装置搭載などにより、年間の快適性向上を目指しました。
  *1: 当社環境試験室で測定、RAS-2810NX。床上5cmの平均温度が20℃になるまでの時間。
  *2: 当社環境試験室で測定。外気温2℃時の床上5cmにおける23℃以上の温度分布の面積。 RAS-2810NXと当社RAS-2810MXの比較。

  さらに、清潔空調へのニーズに応え、昨年より採用して好評の「クリーン全開パネル」を発展させた「一気に全開ボディ」を採用しました。上面と前面が一体になったパネルが全開することに加え、室内機下部の吹出口もワンタッチで大きく開く構造とし、今まで手の届かなかった通風路やファン、左右風向羽根までも手軽にしかもすみずみまで掃除ができるようになりました。
  この他、環境に配慮した商品作りとして、省エネ法基準値COPのクリアや、オゾン層を破壊しない新冷媒(R410A)の採用をはじめ、メイン基盤に無鉛はんだを使用しました。さらに循環型社会形成のための資源の有効な利用にも対応すべく、室外機の小型化・軽量化を図り、省資源化に取り組みました。

  今回の新製品は、当社が3ヵ年計画で進める商品開発戦略「デジタラクティブ家電」のコンセプトに基づいた商品です。本年度は「make@standard」をキーワードに、家電の本質的価値の追求を目指していますが、今回のルームエアコンも日立が業界に先駆けて開発・搭載し、現在ではエアコンのスタンダードとなっている「PAM制御」及び熱リサイクル方式「カラッと除湿」の技術をベースに、空調の本質的価値である暖房、除湿の快適性をさらに高め、またエアコン自体の清潔さにも着目し、「きれいな空気」においてニュースタンダードを目指したものです。

■価格及び発売日



■開発の背景
  2001冷凍年度のルームエアコンは例年より早い時期からの猛暑の影響もあり、750万台を超える需要が予測されます。2002冷凍年度についても寝室、子供部屋などへの買増やリビングルームなどの買替により着実な需要が見込まれます。

  日立では5年前にルームエアコンにPAM制御を業界で初めて搭載し、画期的な省エネと暖房力の改善を実現しました。以来、PAM制御の進化により、暖房力を高め、部屋を暖める時間の短縮と極寒時における暖房能力の向上を推進してきました。当社の調査によると、エアコンに求められる暖房力は、1位が「お部屋を早く暖めること」2位が「足元がよく暖まること」でした。今回の新製品は、外気温2℃でも5分を待たずに暖まるスピード暖房を実現するとともに、さらに進化した「ターボPAM」と、新開発「あったまルーバー」の採用で温風をおさえこみ、足元の快適ゾーンをさらに約1.5倍に広げ、お客様のニーズにお応えしました。

  また、年間を通して湿気の多い日本では、年間快適に過ごすためには、しっかり湿度を下げることができる本格的除湿が不可欠です。日立では寒くならない熱リサイクル方式の「カラッと除湿」を8年前に業界に先駆けて搭載し、生活に快適で便利な除湿の使用を提案してきました。今年は、8年の実績を活かし、新開発の除湿弁の採用により、除湿パワーを損なわずに更なる静音化を実現しました。また、除湿で使用されるケースの多い洗濯物の乾燥運転にポイントを置き、季節に合わせた最適な運転をすることで年間を通して洗濯物乾燥のスピードを向上させた「快速ランドリー除湿」を開発しました。特に温度が低く洗濯物の乾きにくい冬においても洗濯物約5kgを2時間55分で乾燥、昨年に比べ、約40%も乾燥時間を短縮させました。

  *: 当社環境試験室で測定。運転開始条件:洋室10畳。室内温度16℃・湿度60%、室外温度7℃・湿度80%。RAS−2810NXと当社昨年同等機種RAS−2810MXの比較。)

  さらに、最近では健康・清潔志向が高まっており、空気の汚れを除去することはもちろんのこと、エアコン内部の汚れにも関心が集まっています。従来のエアコンはプレフィルターまでは掃除できますが、長期間の使用によりフィルターではとりきれない細かいほこりなどがフィルター奥の熱交換器に付着し、汚れが蓄積していきます。また、空気中を浮遊しているカビの胞子を吸い込み、熱交換器等、エアコン内部で成長していきます。これらのほこりやカビなどがエアコンの吹出す風に乗って吹出されるため、風がカビ臭く感じることがあり、また、性能面でも効率が悪くなります。そこで、昨年、エアコン乾燥運転により、エアコン内部のカビの発生を抑える工夫に加え、世界初の左右に前面のパネルが開く「クリーン全開パネル」を採用しました。これにより、室内機の掃除のしやすさを向上し、業界で初めてご家庭でもスプレー洗浄剤により熱交換器の簡易洗浄ができるようにしました。今年は、この考え方をさらに進め、吹出口も開くように工夫した「一気に全開ボディ」で、よりすみずみまで簡単に清掃できるようにし、気になる室内機内部の汚れを自分で清掃したいというニーズにお応えしました。
  また、お部屋の空気の汚れを除去する「高帯電パワー空気清浄機能」、設定湿度40%で、 空気の汚れのもととなるダニ・カビの発生・繁殖を抑制する「ダニ・カビ抑制除湿」に加え、マイナスイオン発生装置の搭載により、空気の質の向上をトータルで実現します。


■主な仕様

以 上




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