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2001年8月6日

新発想!飲料・調味料専用の「プチドア」付き
冷蔵庫『ドアにドア』シリーズを発売
-- 「プチドア」からの出し入れで冷気のムダを抑え、省エネと保鮮性アップ
「デジタルPAM」制御で省エネNo.1 --
『ドアにドア』

  日立製作所 家電グループ(グループ長&CEO:瀬端 久仁雄)は、使用頻度の高い飲料や調味料類の出し入れに便利な新発想の冷蔵庫『ドアにドア』シリーズを2001年9月15日より順次発売します。
  本製品は冷蔵室ドアに、冷蔵室ドア開閉回数の約5割を占める飲料・調味料類収納専用の小さな「プチドア」を設けて手軽に出し入れできるようにしました。「プチドア」の開閉は、通常ドアの開閉に比べ冷気の流出が約1/10*1になります。これにより、庫内温度上昇を最小限に抑えて保鮮性の向上を図り、最大約5%の省エネ効果も実現しました。
  基本性能としては、圧縮機ローターの最適磁界位置をデジタル検出する「デジタルPAM*2」制御と、それに対応する高効率圧縮機の開発などで業界トップクラスの省エネとし、特にR−D40NPAMでは業界NO.1*3(320kWh/年)の省エネ性能を実現しました。また、無鉛はんだ化を進め、鉛はんだを98%削減して環境保全にも配慮しました。
  脱臭性能では従来のエアフィルターに加え冷気の戻り口にある冷蔵室専用冷却ファンに緑茶カテキンを練り込み、脱臭スピードを約2倍*4に向上させた「ツインジェットクリーン(脱臭・抗菌)」機能を搭載しました。

  今回の新製品は、当社が3ヶ年計画で進める商品開発戦略「デジタラクティブ家電」のコンセプトに基づいた商品です。本年度は「make@standard」をキーワードに、家電の本質的価値の追求を目指していますが、今回の冷蔵庫も求められる本質的価値である「使い勝手」「省エネ」「食品の鮮度保持」を追求し、次世代のスタンダードを目指して市場投入するものです。

*1: ドア開放後5秒間で庫内冷気と外気が入れ替わる割合を当社従来機種R−K46MPAMと比較。
*2: パルス電圧振幅波形制御方式(Pulse Amplitude Modulation)
*3: 2001年8月6日現在。401L〜450Lクラスにおいて。
*4: 当社従来機種R−K46MPAMと比較。

■価格及び発売時期

  ※:各機種に設定の左開きタイプ(内容積、希望小売価格は同一)を加え、合計6機種



■開発の背景
  当社が平成7年「ベストレイアウト」をコンセプトに中段野菜室形の『野菜中心蔵』を発売して以降、使い勝手の良さから現在はこのレイアウトが主流を占めています。構造も野菜室や冷凍室は引出し式となり使い勝手が格段に向上しています。しかし冷蔵室については、大容量化により食品の収納量が増え、また開閉頻度が最も多いにもかかわらず、従来と同様の回転式扉のままで収納性や使い勝手の改善は遅れていました。
  そこで当社は、冷蔵室の使い勝手の改善を図るため、ユーザーの使用実態を長期的にビデオ撮影して観察する独自の調査手法で、開発の基本となるニーズ分析を徹底的に行いました。
  その結果、ドア開閉回数が1日当たり平均合計50回、そのうち冷蔵室が34回と約7割を占め、夏場においては約1.7倍(58回)にも増加します。その中でも冷蔵室ドアポケットの飲料や調味料類の出し入れが冷蔵室開閉の約5割を占めることが判りました。またドア開放時間も意外に長く、10秒以上開ける場合が約3割に達しており、ドア開閉による冷気のムダを感じている主婦が多いことも確認しました。
  これらの結果をもとに、使用頻度の多い飲料や調味料類の収納性や使い勝手の向上を図るとともに、ドア開閉による冷気のムダを最小限に抑えて省エネ性や保存性を向上させる合理的構造として『ドアにドア』を開発しました。

■主な仕様

  ※切替え室を「冷凍」「冷蔵」いずれで使用しても同値。

以 上




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