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2001年7月23日
 
日立製作所が地域コミュニティに向けた『生活情報サービス』の実証実験を開始
  株式会社日立製作所(以下、日立)は、インターネットマンションなどの地域コミュニティに向けた『生活情報サービス』(URL:http://www.seikatsujouhou.com)の実証実験を7月1日から開始しました。実証サービスは、9月30日までの3ヶ月間継続します。日立では、本サービスを中心とする生活サービスプロバイダ事業への進出を検討するため、今後、マンションデベロッパー及び管理会社やラストワンマイル業者などの潜在事業パートナーと協議を行っていく予定です。また、生活に密着したより良いサービスを実現していくためには、コンテンツプロバイダー、ネットショッピングサイト、スーパーマーケット等の小売業、金融機関など様々なパートナーとの連携が必要であると考えており、実証実験中、及び、終了後に本格サービス開始に向けて参加を呼びかけていきます。

  現在、FTTH、ADSL、CATVなど、インターネットの常時接続が急速に普及しつつある中、地域情報などの生活に密着した情報を、誰もが手軽に利用できることが求められています。そこで、本実証サービスでは、インターネットの常時接続がすでに行われているインターネットマンションをモデルケースとして「誰もが簡単にインターネットを利用できる環境と生活に役立つサービス」を合わせて提供し、インターネットをより身近なツールとして活用いただくために必要なユーザービリティやサービス内容を検証していきます。

  今回提供する『生活情報サービス』は、「三菱地所」、「ダイヤコミュニティー」のご協力のもと、「小石川後楽園パークハウス」(全100戸:文京区)の住民の方にモニターとして参加頂き、本実証実験の為に日立が開発した生活情報サービスを実際にご利用頂きます。

  コンテンツとしては、インターネットポータルサイトの「LYCOS(ライコス)」(www.lycos.co.jp)、地域情報提供企業の「ぱど」(www.pado.co.jp)、レシピサイトとして定評のある"E・レシピ"(www.e-recipe.org)を運用する「京都アム」などの協力により、ニュース、占い、レシピ、レストラン情報などを始めとした18のジャンルから、毎日の生活に欠かせない新鮮な話題を提供します。さらに当社が運営する家電ショッピングサイト「ホラソ.com」(www.horaso.com)などと連動したネットショッピングや、近隣のショッピングセンターと連携しタイムセールなどのお買い得情報の発信やお届けサービスなどを実現していく予定です。

本サービスでは、画面上のスクロールが無しでコンテンツが見られるなどの工夫を凝らし、どなたにでも気軽にご覧いただけるように、わかりやすく直感的に使えるインターフェースを実現しています。また、希望モニターの方にはタッチパネルで見たいものに触れるだけで使うことができるインターネット端末を配布しています。この端末は無線でマンション内のLANとつながっており、家の中のどこでも好きな場所で情報にアクセスすることができ、例えば、リビングで献立を選び、それをキッチンで見ながら料理するなど、さながら雑誌のページをめくる感覚で、これまでのインターネットの楽しみ方を越えた生活シーンを実現します。

また、今後日立グループの総合力を生かして、本サービスと、ICカードによる住戸玄関の施解錠、エレベータなどのマンション内セキュリティや利便性を向上させた「ITマンションシステム」との連動、及び情報家電のコントロールを行うホームオートメーションとの連動により、広範なサービス提供を検討していきます。

  尚、本発表の内容は、7月23日〜25日に新高輪プリンスホテル(東京、品川)で開催される「日立ITコンベンション2001」に出展します。

以 上




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