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2001年6月20日
 
コンポーネント機能、ポータル機能などを強化した
「Cosminexus Version 4」を発売
--  IT支援組織「Java/XMLソリューションセンタ」の体制も強化  --
  日立製作所 システムソリューショングループ(グループ長&CEO:小野 功)は、このたび、インターネットを利用して、企業や組織、人を柔軟に連携・協調させ、企業情報や基幹データを迅速に企業経営に活かすコラボレイティブEビジネスを支援するため、コンポーネント機能、ポータル機能、ビジネスインテグレーション機能を大幅に強化したコラボレイティブEビジネスプラットフォーム「Cosminexus(コズミネクサス) Version 4」を製品化し、6月22日から販売開始します。
  また、JavaTM、XMLなどのオープン仕様やデファクト技術を最大限に活用したコラボレイティブEビジネスシステムの構築を支援する専門組織である「Java/XMLソリューションセンタ」の体制を約100名に拡大します。

  今回、販売を開始する「Cosminexus Version 4」では、コンポーネント機能の強化として、米国Sun Microsystems社が提唱しているJavaTM のソフトウェア部品化・再利用を促進するBlueprints*1モデルに準拠したイーシー ワン株式会社(以下、EC-One)の業界標準フレームワーク「cFramework*2」を「Cosminexus Server − Standard Edition Version 4」に組み込みます。これにより、EC-OneとOpen cBankTM*3パートナが開発し流通させている600個を超えるソフトウェア部品を有効に活用して、短期間に最適なEビジネスシステムを構築できます。さらに、「Cosminexus Server − Standard Edition Version 4」では、アプリケーションの障害監視機能、障害情報収集機能等も強化しています。
  *1:J2EEでシステムを構築するためのアプリケーション設計ガイド
  *2:EJBを活用したシステム構築で実績あるEC-Oneの構築ノウハウをテンプレート化したフレームワーク
  *3:EC-Oneのソフトウェア部品を中心に部品利用・流通を目的としたパートナ

  また、ポータル機能については、経営者や営業担当、従業員等、様々な人々が必要とする情報を瞬時に取り出すために、日本企業特有の組織階層に合わせた情報や画面の最適化機能や、iモード、EZwebなどの携帯電話やモバイル端末からのマルチデバイス接続機能、ディレクトリサービスと連携したユーザ管理やシングルログイン機能、企業の様々な基幹業務やデータウェアハウス、知識管理などの知的資産をWeb画面に統合できるカスタム開発環境などを提供する「Cosminexus Portal Framework」を新たに製品化します。

  さらに、ビジネスインテグレーション機能については、社内業務と企業間取引のシームレスな統合を実現するB to B統合サーバ「Cosminexus Net Business Integrator」を強化することで、社内の業務や企業間の取引を相互に接続・連携させて、ビジネスプロセスと一体化したEビジネスシステムの構築を支援します。また、電子部品業界などで電子商取引の標準となるRosettaNetコンソーシアムが策定したB to B取引標準仕様をサポートした「Cosminexus Net Business Integrator - Plug-In for RosettaNet」の製品化により、グローバルなパートナ企業との取引・協業やeマーケットプレイスへの接続などを実現できます。

  その他、以下の製品も新たに販売します。
Cosminexus Studio - Web Edition Version 4
  JSPウィサード提供やオーサリング機能を強化したJSP/Servlet開発環境です。
Cosminexus Server - Web Edition Version 4
  標準JAAS APIサポートやシングルログイン機能を強化したJSP/Servlet実行環境です。
Cosminexus Studio - Standard Edition Version 4
  Web Edition強化機能を含む他、統合配布環境サポートや運用環境を強化したWeb/JavaTM/EJB開発環境です。
Cosminexus Enterprise Integration Server Version 4
  社内の業務統合を業務の流れにより実現するビジネスプロセスインテグレーション基盤製品です。
Cosminexus Object Wrapper T560セット/T3270セット
  日立や他社のメインフレームで稼動している業務システムを簡単にWeb化できるメインフレーム連携基盤のセット製品です。
Cosminexus Net Business Integrator - HTTP Option
  Cosminexus Net Business Integratorの伝送系オプションとして、HTTPプロトコルをサポートする製品です。
ポータルシステム構築ソリューション
  ポータルシステム構築をコンサルテーションから、設計、構築までトータルに支援するソリューションです。
高度Java/XMLソリューション
  JavaTM、XMLの最新技術や既存のシステム構築技術の融合により、最適なシステム構築を支援するソリューションです。

  また、JavaTM、XMLなどを活用したシステム構築のノウハウを持つ専門技術者、研究所の先端技術研究者など約100名で組織する「Java/XMLソリューションセンタ」では、SI部門への最新技術支援や構築ノウハウの蓄積、コンポーネント部品化の促進、JavaTM、XMLなどの標準化活動やOMG標準インテグレーション技術の普及をめざす「CUTEコンソーシアム」、XMLを利用したシステムやサービスの普及・啓蒙を推進する「XMLコンソーシアム」などのコンソーシアム活動を行います。今後、本センタを500名規模まで拡大していく計画です。

  一方、「Cosminexus」を適用したEビジネスシステムを構築する際に利用するソフトウェア部品を拡充するため、EC-Oneをはじめとする関連パートナとの協業、B to Bシステム、eマーケットプレイス構築のためのAriba*4対応ソリューションの提供に向けたデルコンピュータ株式会社、インテル株式会社、サイバーキャッシュ株式会社、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社との協業、製造業向けCPC(Collaborative Product Commerce:協調型設計/販売業務環境)ソリューションの提供に向けたファモティク株式会社、インテル株式会社との協業など、パートナとのアライアンスを戦略的に推進しています。
  *4:消費材の電子商取引を中心にBtoB、eマーケットプレイスを運営する米国ベンダー

  今後も、SOAP*5、UDDI*6をベースとしたWebサービス活用による業務連携やB to B連携の業界仕様を「Cosminexus」でサポートしていくほか、戦略的なアライアンスにより、広範な業種・業務ソリューションを提供していく計画です。
  *5:IBM、Microsoftを中心に提案したXMLをベースとした業界標準RPC(Remote Procedure Call)
  *6:XMLベースのWebサービスのためのレジストリサービス仕様で、UDDIコミュニティで標準化中

■主な新製品・ソリューションの価格・出荷時期

  *7:HP-UX、Solaris、AIX等のOSについては、順次出荷していく予定です。


■製品ホームページ
  http://www.cosminexus.com/


■他社商品名称に関する表示
Java及びすべてのJava関連の商標及びロゴは、米国及びその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。
Microsoft,Windows,Windows NTは、米国およびその他の国における米国Microsoft Corporationの登録商標です。
Windowsの正式名称は、Microsoft(R) Windows(R) Operating Systemです。
Windows 98の正式名称は、Microsoft(R) Windows(R) 98 Operating Systemです。
Windows NT(R)の正式名称は、Microsoft(R) Windows NT(R) Operating Systemです。
Microsoft(R) Windows(R) 2000は、米国Microsoft Corporationの商品名称です。
HP-UXは、米国Hewlett-Packard Companyのオペレーティングシステムの名称です。
cFramework,Open cBankは、株式会社イーシーワンの登録商標です。
その他,記載の会社名・商品名は,各社の商標または,登録商標です。

以 上




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