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2001年6月12日
 
SAN(*1)/NAS(*2)統合型ストレージシステム
「SANRISE NETCENTURY」を発売
--  日立統合ストレージソリューション「Storeplaza(ストアプラザ)」でSANに加え、NASに対応  --
SANRISE NETCENTURY
SANRISE1000 NETCENTURY

  日立製作所 情報・通信プラットフォームグループ(グループ長&CEO:加藤孝雄)は、このたび、NASに本格対応するため、日立統合ストレージソリューション体系「Storeplaza」にSANとNASを1台で実現できるSAN/NAS統合形ストレージシステム「SANRISE NETCENTURYシリーズ」を追加すると同時に、SAN関連製品・サービス商品もあわせて拡充し、6月15日から販売開始します。

  今回の「Storeplaza」では、まず、既存のEthernetなどのネットワーク環境を利用して、WindowsやUNIXなどの異なるOS間でのファイル共有を実現できるNAS機能を持たせたSAN/NAS統合形ストレージシステム「SANRISE NETCENTURYシリーズ」を提供します。「SANRISE NETCENTURYシリーズ」は、UNIXベースのNASエンジンをラックに搭載したNAS BoxとSANRISE2000の組み合わせ、またはNASエンジンとSANRISE1000を同一ラックに収納した組み合わせで構成されます。これらの組み合わせにより、従来のSANストレージ領域に加えて、NAS共有ファイル領域が設定可能となり、両領域を共存させるSAN/NASの統合形ストレージシステムを実現します。これにより、高性能、高信頼なストレージ一元運用管理が可能となります。今回の「SANRISE NETCENTURY」の提供により、これまでの中小形NASである「HA8000-ie/NetStorage200」とあわせて、大形から小形まであらゆる規模のシステムに対応できます。
  サービス商品では、SANだけでなくNASも加えたシステム構築のためのコンサルティングから設計・構築支援までのプロフェッショナルサービスを提供します。

  また、SAN関連では、SANRISEシリーズとテープライブラリ装置を拡充しました。 SANRISE2000シリーズでは、ハードウェアのマイクロプログラムのチューニングにより従来よりも最大60%の性能向上を図り、リモートコピーの正副サブシステム間をファイバチャネル化することで高性能化しました。SANRISE1000シリーズでは毎分15,000回転の高速HDDを採用し、ソフトウェアとしてMRCF-Lite機能(*3)をサポートすることによるLANフリー(LAN非経由)無停止バックアップを実現します。さらに、SANRISE2000/1000シリーズともに2Gビット/秒ファイバチャネル対応アダプタを採用し、テープアレイ装置SANRISE TF350と連携することでのサーバレス無停止バックアップを実現します。テープライブラリ装置においても、従来のDLTTM8000ドライブモデルと比較して、約2.5倍の容量とデータ転送速度を持つ次世代LTO Ultrium1(*4)ドライブを採用しました。これらにより、システムトータルの性能、信頼性、運用性を高め、TCO(*5)削減ができます。

  今後も「Storeplaza」は、これまでの日本オラクル株式会社、VERITAS Software Corporationやマイクロソフト株式会社とのSANソリューション分野での協業の成果なども順次反映させながら、拡充を進めていきます。

  なお、今回の「Storeplaza」拡充の内容は、6月27日〜29日の3日間、東京ビッグサイト(東京国際展示場)で行われる「第3回データストレージEXPO」に出展する予定です。

(*1)SAN(Storage Area Network)
  複数のメインフレームやオープンサーバとストレージシステムを、ハブやスイッチを介してファイバチャネルで結ぶ、ストレージ専用の高速データ転送、かつ遠距離接続が可能なネットワーク。SAN上のあらゆるサーバから、これまでサーバ毎に所有していたデータの相互利用やストレージシステムの運用・管理の統合を図ることで、システム全体の運用効率向上やTCO削減を実現する新しいストレージシステムの利用形態です。
(*2)NAS(Network Attached Storage)
  既存LAN等のネットワークに直結でき、装置の導入・運用管理が容易で、異種プラットフォーム間でのファイル共用が簡単にできるストレージシステム。
(*3)MRCF-Lite(Multiple RAID Coupling Feature−Lite)
  ホストフリー(非経由)でSANRISE1000シリーズの同一サブシステム内部に論理ボリュームのレプリカを作成することができます。このレプリカを使用することにより、アプリケーションサーバ及びLANの負荷を増やすことなく、通常のオンライン業務と並行して高速にバックアップを実行できます。操作インタフェースはSANRISE2000シリーズのMRCFと共通のため、統合化したバックアップのデータ運用を行えます。
(*4)LTO Ultrium1(LINEAR TAPE-OPEN Ultrium1)
  HP、IBM、Seagateの3社によりUltriumフォーマットのテープ規格を共同開発。
(*5)TCO(Total Cost of Ownership)
  コンピュータの導入費用だけでなく、運用・保守や教育など導入後に係る費用を含めたシステム総経費。


■主な新製品・新商品の価格・提供時期
1.製品
■SANRISE NETCENTURYシリーズ


■テープライブラリ装置(LTOモデル)


2.サービス商品


■関連ホームページ
  StoreplazaおよびSANRISE NETCENTURYシリーズの情報は、下記ホームページにてご覧いただけます。
  http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/storeplaza/
  http://www.hitachi.co.jp/sanrise

■他社商標注記
・Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
・その他の会社名、団体名、商品名は各社、各団体の名称、商標または登録商標です。

以 上




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