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2001年4月20日
 
廃プラスチックのマテリアルリサイクルを実現するビジネススキームを構築
--  日立多賀テクノロジー内に「ネオマテリアルセンター」を設立  --
  日立製作所およびその関連会社の日立多賀テクノロジー(株)は、 (株)日立多賀エレクトロニクスおよび、プラスチック商社の前田(株)の協力を得て、廃プラスチックの再生樹脂ペレット製造と、それを活用した成形品製造・販売システムの事業化を目的として、日立多賀テクノロジー内に「ネオマテリアルセンター」を2月21日付で設立しました。

  4月1日から家電リサイクル法が施行されましたが、現在、全国で排出される家電4品(洗濯機・冷蔵庫・エアコン・テレビ)の台数は2,000万台/年(70万トン/年)以上と推定され、このうちプラスチックは30%の20万トン/年と見られています。現在は、廃家電から取出されるプラスチック成形品をマテリアルリサイクルするまでのシステムが開発されていない為、回収された成形プラスチックは、埋め立てや焼却によって処分される事が多く、製品・部材への再使用や、原材料としての再使用などには至っていません。そこで、家電リサイクルプラントにおいて今後回収が増加すると予測される成形プラスチックを再使用・再利用する技術を実用化し、回収されたプラスチックを市場ベースで資源として有効活用が図れるシステムを構築する事が求められています。

  日立多賀テクノロジーおよび日立多賀エレクトロニクスは、従来からプラスチック(バージン材)の高機能複合コンパウンド材(*1)及びマスタバッチ(*2)を開発、製造し、日立の家電製品に適用してきた実績があります。これまで培ってきた材料設計、コンパウンド技術を有効に活用できることから、「ネオマテリアルセンター」を設立しました。「ネオ」は、新しいの意味の他、「近代的な」、「復活」といった内容もあることから、「ネオマテリアル」は今後の循環型社会構造に相応しい材料名称(商標登録出願中)と考えています。

  開発課題として、
(1) 手選別された成形プラスチックの材質を高速、高精度で識別する実用化技術の開発
(2) 一定の大きさに粉砕すると共に連続的に洗浄する実用化技術の開発
(3) リペレット化されたプラスチックの品質を均一にする実用化技術の開発
(4) 機能材を添加し、高付加価値マテリアルに高める実用化技術の開発
(5) リサイクル材料と新材料との複合成形技術等用途に応じた、新しい成形技術の開発
等を推進し、平成13年度中に完成させる予定です。

  平成14年度以降は、実際のビジネスとして立ち上げ、廃家電製品のプラスチック成形品を廃家電リサイクルプラント(関東エコリサイクル、東京エコリサイクル)から受け取った後、ユーザーの要求に応じた付加機能を追加したペレットを製造し、更には適切な成形加工までの一連の事業を行います。回収・分別されたプラスチックは、付加価値の高いマテリアルリサイクル材として、再利用率は80%以上の活用を目標としています。販売は、インターネットによるWebシステム(ビジネスモデル特許申請中)を活用します。ホームページでのWeb運営及び受注管理等は前田(株)(http://www.Maeda-c.co.jp)が行います。

  具体的な事業としては、以下を計画しています。
(1) リサイクルプラスチックを用いたコンパウンド材料及び高機能複合マスタバッチの製造・販売
(2) 上記材料を用いた高付加価値成形品の製造・販売
(3) 上記に関わるエンジニアリングサービス
(4) 成形加工製造設備の製造・販売

  当面は、日立グループからの受注を図り、売上目標は平成14年度5000万円、平成15年度3億円、16年度5億円を目指します。

1.コンパウンド:「compound」合成樹脂やゴムに、各種の配合物を加えて、そのまま成形加工できるようにした混和物(成形材料ともいう)
2.マスターバッチ:「master batch」少量の成形材料に、各種配合物を高濃度に加えて分散混合し、ペレットまたは顆粒状にしたものをいう。これに大量の成形材料を加えて、各種添加物を目的の濃度に希釈して成形する。

以 上




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