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平成12年12月19日
シンガポールに火力発電所メンテナンス会社設立
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  日立製作所 電力・電機グループ(グループ長&CEO:久野勝邦)は、このたび、海外における
火力発電プラントメンテナンスサービス事業拡大の一貫として、シンガポール市場を主要地域
としたメンテナンスサービス会社「ASIA PLANT MAINTENANCE SERVICE PTE LTD」を、現地の
電力関連の建設工事会社であるASIA PROJECTS ENGINEERING PTE LTD(以下、APECO社)と
合弁で設立しました。

  シンガポール政府は、2001年4月に電力事業を完全民営化する予定で、既に入札による電力
供給など、民営化に向けた施策が始まっています。このため、電力会社間の競争が激化しており、
コスト削減、事業効率化のため、発電機器のメンテナンス業務をアウトソーシングする動きが顕
在化しつつあります。しかし、シンガポールには一括請負の発電プラントのメンテナンス専門会
社がなく、建設工事会社等が付帯業務として行っているのが現状です。

  メンテナンス業務は、建設・据付工事とは仕事内容、質が大きく異なる技術集約的なサービス
です。シンガポールの電力会社では、電力事業の民営化の進展により、作業計画の策定から、日
常点検業務、メンテナンス実施に至るメンテナンス包括契約に移行することが見込まれているこ
とから、こうした業務を円滑に行うことが出来るメンテナンス会社が求められています。

  こうしたニーズに応えて当社は、APECO社と共同で、火力発電プラント等のメンテナンスサー
ビスを専門に行う会社を設立することにしました。当初は、シンガポールの発電プラント等の
エンジニアリング、機器調達、補修サービス等を個別に請負ますが、シンガポールの電力事業民
営化の進展により、将来は、保守サービス全体の一括請負を行う予定です。また、将来は、新会
社を拠点として、近隣諸国に事業を拡大していく予定です。
■新会社の概要
項 目内 容
会社名ASIA PLANT MAINTENANCE SERVICE PTE LTD
所在地32 Penjuru Road, Jurong, Singapore
事業内容火力発電プラント等のメンテナンスサービス
(プラント保守サービス、エンジニアリング、機器調達、保守サービス等)
資本金50万S$
出資比率日立グループ 30%(日立 10%、バブコック日立 10%、日立アジア 10%)
APECO社 70%
会社設立2000年12月
取締役
社長
杉原敏樹

■合弁相手先の概要
項 目内 容
会社名ASIA PROJECTS ENGINEERING PTE LTD
所在地32 Penjuru Road, Jurong, Singapore
事業内容ボイラ、クレーン、ガスタービン他の建設、据付、保守、蒸気タービンの保守
(シンガポールの電力関連のメンテナンスサービス業務を行う
当社の代理店)
資本金1,500KS$
出資比率バブコック日立 40%、他 60%
会社設立1969年6月

                                                                        
                                                                        以上




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