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平成12年10月12日
日本電気株式会社
株式会社日立製作所
NEC、日立が次世代光基幹通信システムの共同開発に合意
- 広範かつ長期的な提携関係を構築 -
 日本電気株式会社(本社:東京都港区、社長:西垣浩司、以下NEC)と株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、社長:庄山悦彦、以下日立)は、光基幹通信システム分野において、両社の事業、技術強化をねらい、事業連携を視野に入れた広範かつ長期的な提携関係を構築することを目指し、その第一歩として次世代システムの共同開発契約を本日締結いたしました。

 両社は光基幹通信システム分野でのお互いの強みを活かし、現在、急速に市場が拡大している北米市場を中心とする海外市場において、大幅な事業拡大を目指します。

 両社は、次世代の超高速・大容量通信時代の中核である、高密度光波長多重システム*1(Dense Wavelength Division Multiplexer: DWDM)や、超高速光伝送システム*2 (SONET/SDH) を中心とした次世代光通信システムの共同企画、開発を行います。共同開発の成果は2001年度前半から順次市場に投入していく計画です。

 合意した共同開発の内容は以下のとおりです。

 
  (1) それぞれの製品企画担当者で構成される共同企画プロジェクトチーム(約20名)を設置し、次世代製品における共通コンセプトを確立し、共同開発戦略を策定する。両社は、それぞれの得意とする技術を最大限に活かす形で共同開発チームを編成し、両社の開発者が相互交流を行いながら共同開発を推進する。
  (2) 共同開発する製品としては、超大容量・超長距離DWDMシステム*3、10ギガビット/秒・40ギガビット/秒 SONET/SDHシステム、光クロスコネクトシステム*4、ネットワークマネジメントシステム*5 などを想定している。(*装置の説明については注参照)

   両社はこの共同開発により、製品ラインアップの拡充、開発の効率化を図り、顧客へのシステム提案力の向上を目指します。また、顧客にとって最大のメリットを提供するために、販売連携や製造連携を視野に入れた広範かつ長期的な提携を目指してまいります。

 

(*注)用語の説明

 
  *1: 高密度光波長多重システム(Dense Wavelength Division Multiplexer: DWDM)
    波長の異なる光信号を合成して1本のファイバーに送り込むことで、光ファイバーの伝送容量を数十倍以上に、容易に拡大できる技術。しかも複数の伝送装置の光信号を波長多重して1つの光増幅中継器で中継伝送できるため、中継器を減らすことができ、経済的にシステムを構築できる。また既設のシステム/光ファイバーをそのまま使用した導入が可能であり、今後基幹通信網の大容量化に欠かせない技術。DWDMシステムは、データ転送量が急増するインターネット時代における、通信事業者の次世代ネットワークの中核システム。

  *2: 10ギガビット/秒・40ギガビット/秒 超高速光伝送システム(SONET/SDH)
    時間軸多重(TDM)技術で電気信号を多重化する装置。40ギガビット/秒は電話回線換算で約52万回線に相当。DWDMシステムと併用すると、超大容量光伝送システムが構築できる。

  *3: 超大容量・超長距離DWDMシステム
    数十チャネルを超える光信号を光/電気変換することなく数千Km伝送するDWDMシステム。

  *4: 光クロスコネクトシステム
    多重化された光信号を、電気信号レベルあるいは光信号レベルで回線編集する装置。ルータ等データトラフィックを中心とする光ネットワークを効率的に構成するシステム。

  *5: ネットワークマネジメントシステム
    ネットワークを構成する複数の装置を一括して統合的に制御、管理するシステム。ネットワークマネジメントシステム導入により、ネットワーク障害の監視、ネットワークの設定等を効率良く行うことが出来る。

 

以 上



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