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平成12年9月21日
原子力大型モジュール工場、タービン復水器工場の稼動を開始
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  日立製作所 電力・電機グループ(グループ長&CEO:久野 勝邦)では、このたび、大型ブロ
ック化への対応や工期短縮、輸送費の削減、生産の効率化等を目的に、日立港第4埠頭内用地
(約14万1,000平方メートル)内に建設を進めてきた原子力大型モジュール工場と火力・原子力
発電プラント用タービン機器工場(以下、埠頭工場)が竣工し、9月25日から稼動を開始し
ます。

  現在、国内における発電所の建設は端境期を迎え、一方でワールドワイドでの価格競争は一
段と激化しています。このような状況下、当社においても大型製品への対応、作業の効率化、
工期短縮、輸送費の削減などコスト競争力を高めることが重要課題になっています。なかでも、
タービンを回し終えた蒸気を再び活用するために使用する復水器*には、大型ブロック化による
工期短縮やコスト削減が求められています。

今回稼動を開始した埠頭工場は、港に直結した工場であるため、従来の陸上輸送のように部品
を数十トン程度のブロックに組み立て、発電所の建設現場で大掛かりな組立作業を行う必要が
なく、工場内で百数十トンから将来は三百トン級の大型ブロックに仕上げた上での一括輸送が
可能です。また、港まで陸上輸送する必要がないため、輸送費、保管費の削減が可能であり、
その上、現地での大掛かりな組立作業が不要になることから、工期短縮、コスト削減が期待で
きるとともに、更なる品質管理が可能です。

*復水器:タービンを回し終わった蒸気を再び活用するため、冷却水に戻す機器です。復水さ
 れた水は、火力発電プラントの場合はボイラーに、原子力発電プラントの場合は原子炉に循
 環します。
■ 概要
(1) 原子力大型モジュール工場
項目内容
名称原子力大型モジュール工場
建設地茨城県日立市久慈町4丁目
対象製品原子力発電所用大型製缶品等
建物の大きさ36m×32m×21m
生産設備天井クレーン(50t×2機)、壁走行クレーン(3t×6機)他
就業人員当初30人

(2) 火力復水器工場
項目内容
名称火力復水器工場
建設地茨城県日立市久慈町4丁目
対象製品原子力発電プラント・火力発電プラント用復水器等
建物の大きさ240m×32m×22m
生産設備天井クレーン(30t×4機)、管板穿孔機、溶接設備他
就業人員当初50人

                                                                      以   上




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