| HITACHI HOME | UP | SEARCH | #
News Release CORPORATE PROFILES

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、 お問い合わせ一覧をご覧下さい。



平成12年8月31日
日立と日本HPがITシステム運用管理製品分野で戦略的提携
― JP1とHP OpenViewの共同マ−ケティング、相互販売により
ネットビジネス市場での高付加価値ソリュ−ションを提供 ―
#
 株式会社日立製作所 (以下、日立)と日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)
は、このたび、急速に成長するネットビジネスを支えるITシステムの運用管理ソリューション強
化のため、それぞれが持つ運用管理製品のマーケティング、販売における戦略的提携契約を締結
しました。今回の提携により、日立と日本HPはシステム運用管理の積極的な相互販売を実施し、
双方の事業拡大を目指すとともに、「JP1-HP OpenViewコンピテンス・センター」を共同で設立
し、お客様への高度な提案活動と両社のビジネスパートナーの支援を行います。本センターは
「HP OpenView」に関する国内初のコンピテンス・センターです。

 ITシステムはビジネスや組織の効率化を進める基盤としての役割から、ネットビジネスを代表
的な例として、企業活動、社会活動の中心に位置づけられるようになり、ITシステムの良し悪し
が、ビジネスの成否を左右する時代になりつつあります。このため、ITシステムを支える運用管
理製品の重要性は、ますます高まっています。一方で、ITシステムの複雑化に伴い管理項目は飛
躍的に増大しており、ユ−ザはそれぞれに最適なソリュ−ションを選択して、ITシステムの安定
稼動をはかる傾向が強くなっています。このような状況下でネットビジネスに求められるエンド
・ツ−・エンドの管理を実現するためには、管理ソリュ−ションのシ−ムレスな連携が非常に重
要です。
 
  これまで、日立と日本HP及び米国ヒューレット・パッカード社は、システム運用管理製品とし
て国内トップシェア*1である日立の「JP1」と、世界のネットワーク管理市場におけるデファ
クト製品である「HP OpenView」との相互補完、共同開発を進めてきました。

  今回の提携は、国内のシステム運用管理市場における両社の事業の拡大と、ネットビジネスを
行う企業に幅広く付加価値の高いソリューションを提供することを目的にしています。個々のイ
ンフラ管理にとどまらず、サ−ビス・レベル管理、ビジネス・マネジメントまで、両社の実績を
生かした高度なITマネジメントが提供可能になります。両社は製品の販売、プロモーション、
サポートなどにわたる事業計画全般について相互に協力、補完するとともに、必要に応じて組織
や制度を共同で運営していきます。その第一弾として、市場の拡大が見込まれるデータセンター
や、ISP*2/ASP*3などネットビジネスの分野におけるITシステムの運用管理製品として
「JP1」と「HP OpenView」を安心して選択・採用いただくための施策を展開します。

*1:平成9年、10年国内市場シェア。ブランド別集計によるベンダシェア。(IDC Japan調査)
*2:Internet Service Provider
*3:Application Service Provider
 
  今回、両社が合意した国内のシステム運用管理市場に対する販売・マーケティングの提携内容
は次の通りです。

(1)相互販売の実施
  日立は、「HP OpenView」のネットワーク管理関連製品などを「JP1」のラインアップに加え
販売していきます。これにより、システム運用管理ソリューションを充実し、市場での優位性を
さらに強化します。また、日本HPは「JP1」のジョブ管理分野製品などを「HP OpenView」のラ
インアップに補完製品として拡充することにより、さらなる事業の拡大をめざします。

(2)「JP1-HP OpenViewコンピテンス・センター」の設置
 「JP1」と「HP OpenView」の組み合わせによるシステム運用管理に関する高度なお客様への
提案活動と、両社のビジネスパートナー各社の提案活動支援を目的とした「JP1-HP OpenView
コンピテンス・センター」を日立は横浜市のソフトウェア事業部内に、日本HPは新宿事業所
内に開設し、9月から運営を開始します。本センターでは、両製品群トータルのソリューショ
ンを提案するとともに、各種ソフトウェア、ハードウェア等との連携の事前検証、販売パート
ナーからの問い合せへの対応などを通じて、両製品を組み合わせた確実なシステム提案、シス
テム構築を支援します。
 
(3)パートナー製品の認定制度の共同運用
 両社は、「JP1」、「HP OpenView」と連携して利用可能なパートナー製品の認定をそれぞれ
実施しています。日立は、既に80以上の製品を認定している一方、「HP OpenView」の認定製
品は、「HP OpenView Portfolio Partners Program」により全世界で240社、400種類以上あ
ります。

 今回、国内におけるパートナー製品の認定制度を共同運用することで、動作検証、認定、登
録などに関する手続きの効率化を図ります。これにより、両社は、ソリューションパートナー
並びにパートナー製品を拡大し、お客様の幅広いニーズに応えていきます。認定制度の共同運
用は、本年内に開始する計画です。

(4)「JP1」「HP OpenView」の共同プロモーション活動
 両社は国内のIT市場全体に対する共同プロモーション活動を実施していきます。具体的には
共同広告の実施、展示会、イベント、セミナーへの共同出展、共同開催を行っていきます。

  両社は今後とも、継続して関係を強化し、変革の激しいITマネジメント市場に向け最適なソ
リュ−ションを提供していきます。お客様によりシ−ムレスな形で、迅速かつ的確にソリュ−
ション提供することを目的として、国内のIT市場全体に向け共同の開発・販売・マーケティン
グ活動を継続して実施していきます。


■ホームページ
 ●株式会社日立製作所
   URL:http://www.hitachi.co.jp/
  JP1
     URL:http://www.hitachi.co.jp/soft/jp1/

 ●日本ヒューレット・パッカード株式会社
    URL:http://www.jpn.hp.com/
    HP OpenView
     URL:http://www.jpn.hp.com/go/openview

  

                                                                       以上


















top of this page

WRITTEN BY Corporate Communications Division
(C) Hitachi, Ltd. 2000. All rights reserved.