日立製作所 通信・社会システムグループ（グループ長＆ＣＥＯ：林將章）は、中小規模オフィス
向けキーテレホンシステム「テレホンシステムＭＸ」を７月１７日から発売を開始します。
本製品は、ＶｏＩＰ（*１）や小規模ＣＴＩ（*２）システムへの対応が可能です。
インターネットの急速な普及を背景に、音声とデータを統合して送れるＶｏＩＰによって、ネット
ワークを統合したいというニーズが高まっています。
一方で、よりきめ細かい顧客対応を目的に、電話をかけてきた顧客の情報を、即時にデータ化して
顧客サービス向上に利用するＣＴＩシステムに対するニーズも、大規模コールセンタだけ
ではなく、中小規模のオフィスにおいても高まっています。
そこで、当社では、ＶｏＩＰや小規模ＣＴＩシステムに対応した中小規模オフィス向けキーテレフォ
ンシステム「テレホンシステムＭＸ」を製品化しました。
本製品は、ネットワーク機能について、従来のアナログ専用線に加え、１０月１日から内蔵される
ＩＰトランクにより、音声系とデータ系を統合したＶｏＩＰネットワークにも対応が可能です。また、
ＴＡＰＩ(*３)に対応した当社「インテリジェント多機能電話」と組み合わることにより、電話をかけ
てきた相手の情報をパソコン画面上に表示させたり(*４)、顧客情報を基にパソコンの操作で電話を発
信することができるなど、小規模ＣＴＩシステムの構築が可能です。
一方、標準でシステムに組み込まれる多機能電話機は、内線通話時にあらかじめ登録された相手の名
称を漢字表示する「ネーム表示機能」や、部署の異動や、席替えがあっても内線番号がそのまま使える
「席替え機能」などを備えており、オフィスにおける使い勝手の向上も実現しています。
（*１）ＶｏＩＰ（Ｖｏｉｃｅ ｏｖｅｒ ＩＰ）：ＩＰネットワーク上に音声を通すための技術の総称
（*２）ＣＴＩ（Ｃｏｍｐｕｔｅｒ Ｔｅｌｅｐｈｏｎｙ Ｉｎｔｅｇｒａｔｉｏｎ）
：コンピュータと電話の融合
（*３）ＴＡＰＩ(Ｔｅｌｅｐｈｏｎｙ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐｒｏｇｒａｍｍｉｎｇ
Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ)
:米国Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ社と米国Ｉｎｔｅｌ社が共同開発したＷｉｎｄｏｗｓ Ｔｅｌｅｐｈｏｎｙ
アプリケーションソフト開発用インタフェース
（*４）ＮＴＴ社の「ナンバー・ディスプレイ」の利用契約が必要です。
【価格および出荷時期】
| 機 種 | 本 体 価 格 | 出 荷 時 期 |
テレホンシステム
ＭＸ | １５０万円〜
（内線：24回線,局線：8回線） | 平成１２年７月２１日
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＊上記価格には工事・保守費及び消費税は含みません。
以 上
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