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平成12年6月8日
EAI(*1)技術によりシステム開発期間を最大で約1/4に短縮する
トータルソリューション「Solutionmax with EAI」の提供を開始
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  日立製作所は、経営環境の変化に柔軟に対応できる企業情報システムの構築を支援するため、EAI技術
を適用したサービス/ソフトウェアを「Solutionmax with EAI」として体系化し、6月9日から順次提供
を開始します。
  本ソリューションの適用により、複数のアプリケーションやパッケージを統合して新たなシステムを構
築する場合、従来のシステム構築に比べてシステム開発期間を最大で約1/4に短縮することが可能とな
ります。 

(*1)EAI(Enterprise Application Integration):
  企業の中に散在する既存の異なるアプリケーションやパッケージを繋いで全社規模の統合システムを実
現する技術。分散オブジェクト技術を用いることで、既存システムを活用しながら新規開発を減らすこと
により、より少ない投資で、複数のアプリケーション連携による新たな付加価値を実現する、システム・
インテグレーションのコンセプト。

  21世紀は各業界でeビジネスへの参入が相次ぐIT革命の時代です。激しく変化する企業の経営環境の
中で、ビジネスチャンスを逃すことなく最新の業務をスピーディーに立ち上げ、経営変化に応じて柔軟に
企業情報システムを再構築できるEAIに注目が集まっています。

  当社は、スケーラブルで高信頼、高性能な企業情報システムを構築するEAI向け製品として、BPI(*2)
基盤製品「WorkCoordinator(ワークコーディネーター)」やアプリケーションサーバ「Cosminexus
(コズミネクサス)」等を提供してきました。これらの製品を適用したシステム構築の経験に基づき、EAI適
用のためのノウハウを蓄積するとともに専任エンジニアを育成してきました。
  (*2):BPI (Business Process based Application Integration):
       業務の流れに基づいたインテグレーションのコンセプトで、大規模システムを段階的かつ柔軟に
       構築できる。

  今回提供する「Solutionmax with EAI」は、業務設計からシステム開発までをサポートする「EAIプロ
フェッショナルサービス」と「EAI関連ソフトウェア製品」から構成され、これまでのシステム構築で培っ
たノウハウやEAI業務テンプレート、システム連携部品などを当社のエンジニアが活用し、設計・開発期
間を大幅に削減します。
  例えば、製造業向け調達業務システムの構築を、既導入のERPパッケージに本ソリューションを適用し
て新たに高度調達計画パッケージとWeb調達アプリケーションを統合した場合、業務設計、システム設計、
システム開発の各工程の設計・開発期間をトータルで従来の約1/4まで短縮できます(当社実績ベース)。
「EAIプロフェッショナルサービス」では、メッセージ、データ、プロセスの各層においてシステム統合
を実現するEAI技術を組合わせることで最適な企業情報システムの設計を支援する「EAI設計コンサルティ
ングサービス」と、BPI技術をベースにシステム構築全体をトータルにサポートする「BPIシステム構築サ
ービス」を提供します。
  両サービスは、日揮情報システム株式会社のデータベース設計ツール「ERwin」、日揮情報ソフトウェア
株式会社より7月に発売するデータモデリングツール「ER/Studio」を活用し、日揮情報システムと協力
して提供していきます。さらに、EAIによるインタラクティブなジョブ管理システムを実現する「EAIジョ
ブ管理システム構築サービス」もあわせて提供します。

  また、EAIを支える製品として、BPI基盤製品「WorkCoordinator Version3」とEAI向きアプリケーシ
ョンサーバ「Cosminexus - Enterprise Edition」を新たに発売します。

  「WorkCoordinator Version3」は、BPI基盤機能を拡充とするとともに、設計データ活用機能や、MQ
(Message Queue)、XML、ワークフローなどとの連携機能を強化したことにより、業務の流れ(ビジネス
プロセス)に基づいたシステム統合を効率的に実現します。
  さらに、「Cosminexus-Enterprise Edition」は、「WorkCoordinator Version3」を主要機能として
組み込むとともに、アプリケーション統合におけるデータ連携などをビジュアルに定義できるインテグレ
ーション支援機能や、統合したアプリケーションの運用管理を一元化する分散アプリケーション運用管理
機能などのEAI向けの開発・実行環境を強化しています。
  こうした機能により、既存システムやパッケージ、外部システムを接続し、業務プロセスやデータ連携
の設計に基づいた統合を実現し、業務プロセスの変化にも柔軟かつ迅速に対応できるシステム拡張が可能
になります。
  また、同ソリューションに対応した業種別ソリューションの提供を、製造業のバックオフィス、調達、
物流などの業務ソリューションを皮切りに、6月9日から順次開始するとともに、今後はソリューション
メニューを拡充していきます。
■ 主な新商品の価格・提供時期
分類商品名標準価格稼動OS出荷時期
プロフェッショ
ナルサービス
EAI設計コンサルティングサービス個別見積平成12年6月9日
BPIシステム構築サービス
EAIジョブ管理システム構築サービス平成12年12月
EAI基盤製品Cosminexus Studio - Enterprise Edition200万円Windows NT4.0平成12年7月
Cosminexus Server - Enterprise Edition*3500万円Windows NT 4.0
Windows 2000
Cosminexus Management Server - Enterprise
Edition*3
600万円
WorkCoordinator Definer Version3100万円
WorkCoordinator Server Version3*3350万円
WorkCoordinator Administration
Manager Version3
200万円平成12年9月
(*3):稼動OSとして、HP-UX等のUNIXを順次サポートしていく予定です。

■製品ホームページURL::http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/netobj/index/index.html

■ 他社商品名称に関する表示
・ Microsoft,Windows,Windows  NTは、米国およびその他の国における米国Microsoft Corporation
   の登録商標です。
・ Windows(R)の正式名称は、Microsoft(R)  Windows(R) Operating Systemです。
・ Microsoft(R) Windows8(R) 2000は、米国Microsoft Corporationの商品名称です。
・ HP-UXは、米国Hewlett-Packard Companyのオペレーティングシステムの名称です。
・ ERwinは、米国Computer Associates International,Inc.の登録商標です。
・ ER/Studioは、米国Embarcadero Technologies, Inc.の登録商標です。
・ その他、記載の会社名・商品名は、各社の商標または、登録商標です。



                                                                                    以上




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