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平成12年4月19日
国内最大のスーパーコンピュータシステムが稼働開始
−高エネルギー加速器研究機構において
スーパーテクニカルサーバ「SR8000」が稼働開始−
#
 日立製作所 情報コンピュータグループ(グループ長&CEO:加藤孝雄)は、文部省高エネ
ルギー加速器研究機構(KEK)向けに、スーパーテクニカルサーバ「SR8000 モデルF1」
を納入しました。本システムは、KEKの計算科学センター内にて、平成12年3月1日より稼
働を開始しています。本システムの理論ピーク性能は、1.2テラフロップス*1であり、国内に
おいて稼働している中で、最大のスーパーコンピュータシステムであるとともに、平成11年
11月現在の「TOP500」*2で公表されたリスト上のRpeak(理論ピーク性能)では、世界第6
位に相当する大規模システムです。
   *1  1.2テラフロップス:浮動小数点演算を1秒間に1.2兆回実行する能力
   *2  TOP500:世界最大級のスーパーコンピュータの性能に関する統計情報として広く知
        られており、年に2回更新されています。TOP500リストは、ドイツ・マンハイム大
        学のHans Meuer氏、アメリカ・テネシー大学のErich Strohmaier氏、Jack 
        Dongarra氏らによって 1993年から発行されているものです。
          (http://www.top500.org/top500.list.html参照)

 スーパーテクニカルサーバ「SR8000 モデルF1」は、平成12年2月から出荷を開始した最
新モデルで、理論ピーク性能は6.1テラフロップスまで対応可能です。今回納入したシステ
ムは、KEKの計算科学センター内に設置され、格子量子色力学の大規模数値シミュレーシ
ョンなど、高エネルギー物理学の理論的研究に利用されます。国内最大であり、世界でも有
数規模の本スーパーコンピュータシステムが稼働したことは、日立のハイ・パフォーマンス
・コンピューティング技術が世界トップクラスにあることを証明したものと考えています。

  当社では、1998年5月に従来のベクトル型スーパーコンピュータの持つ実効性能の高さと、
並列コンピュータの持つ高いスケーラビリティを併せ持った、新アーキテクチャのコンピュ
ータ  スーパーテクニカルサーバ「HITACHI SR8000」を発表しました。その後、1999年3月
にオフィスや研究室内においてスーパーコンピュータクラスの性能を発揮する「SR8000コン
パクトモデル」を発表、1999年9月に、世界最高の理論ピーク性能を実現した「SR8000モデ
ルF1」を発表するなど、「SR8000シリーズ」の製品ラインアップの強化を図ってきました。
これにより、「SR8000シリーズ」は、1998年の販売開始以来、国内外で幅広く利用され、
現在36システムが稼働しており、その累計理論ピーク性能は約5.6テラフロップスにのぼり
ます。
(受注累計は41システムで、累計理論ピーク性能は約7.9テラフロップスです)

■高エネルギー加速器研究機構(KEK)について
  「素粒子原子核研究所」「物質構造科学研究所」の2つの研究所と「加速器研究施設」
「共通研究施設」を擁した大学共同利用機関であり、高エネルギー加速器による素粒子、
原子核、物質の構造および物質の機能に関する実験的研究を行うなど、世界最先端の研究
を行っています。



                                                                    以 上











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