ブランドで選ばれる日立へ
−企業価値向上に向けて新たなブランドマネジメントを導入−

　株式会社日立製作所（取締役社長　庄山悦彦）は、本年、創業９０周年を迎え、お客様から「ブランドで選ばれる企業・日立」を目指して、「HITACHI」ブランドの価値を向上させるブランドマネジメントを新たに導入します。
　これにより、企業価値を創造し続ける体質づくりをさらに推し進め、昨年11月に発表した日立グループ連結ベースの中期経営計画「i.e.HITACHIプラン」の完遂に大きく寄与する商品・システム・サービスの提供を実現していきます。

　企業経営のグローバル化が進展し、知識社会へと進化する経営環境下、企業がより一層の躍進を成し遂げるためには、競争優位性を発揮し、企業価値の最大化を図っていくことが必要となっています。このため、企業ビジョンの象徴であるブランドは、大競争時代を勝ち抜くための経営資源の一つとして、その重要性が高まっています。
　日立が今回ブランドマネジメントを導入する目的は、「HITACHI」というコーポレートブランドの持つ理念を、社員が理解、共有することにより一貫した企業活動を行い、独自のブランド価値を築いていくためです。このことによって、「HITACHI」ブランドに対して心の絆を持って頂けるお客様を獲得し、市場競争優位と高収益企業体質を獲得することで、企業価値を高めていきます。また、社員にも、「HITACHI」ブランドの約束する価値を核として、アイデンティティとビジョンを共有することによって、誇りと求心力をもたらすものです。
　日立は、新たにブランドマネジメントを推進することによって、「変化の創造」、「ビジネスモデルの革新」を加速し、「ブランドで選ばれる企業・日立」の実現を目指していきます。

　今回、日立はブランドマネジメントを具体的に進めていくために、「HITACHI」ブランド が約束し提供する価値を明確にする「ブランドプラットフォーム」を策定し、ブランド価値を高める企業活動の実行や企業実態の変革・革新を進めていくことを経営方針の一つとしました。そして、これを新コーポレートステートメント「Inspire the Next」に込め、社内外に積極的に発信していくとともに、ネット事業やデジタルメディア事業において戦略ブランドを作ることをはじめ、各事業部門・関連会社における具体的なマーケティング戦略として浸透を図ります。
　また、「コンセプトブック」や「社長メッセージビデオ」等のさまざまなツールを活用して、日立の全社員が、ブランド価値について深く理解し、共有できる場、機会としての教育プログラムを各事業所、関連会社において実施し、ブランド価値向上に向けた個々の社員の参画意欲、実行力の増進を図ります。
　なお、本年４月１日から社長室コーポレート・コミュニケーション本部に専任部署を設置し、これらブランドマネジメントの企画・推進にあたります。

WRITTEN BY Secretary's Office
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