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2002年11月19日

Microsoft® Windows® CE .NET 4.1日本語版を搭載した携帯情報通信端末を発売

− VoIP機能を利用したボイスコミュニケーションが可能 −


携帯情報通信端末「NPD-20JWL」
携帯情報通信端末「NPD-20JWL」


 株式会社日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループ(グループ長&CEO:百瀬次生) は、Microsoft® Windows® CE .NET 4.1日本語版を搭載した携帯情報通信端末「NPD-20JWL」を11月22日から出荷開始します。
 本製品は、OSとしてMicrosoft Windows CE .NET 4.1日本語版を搭載することにより、ボイスコミュニケーションを実現するVoIP機能(SIP)*1の他、次世代のネットワークとして期待されているIPv6ネットワークへの接続が可能なIPv6*2、ADSLネットワークへの接続に使われるPPPoE*3をサポートしました。これらの機能にあわせ、無線LANを標準搭載することにより、様々なブロードバンドネットワークへの接続が可能となり、コミュニティを有するキャリア、プロバイダなどのお客様(BtoBtoC)や、企業の営業やフィールドエンジニアなどの各種業務に適した携帯端末となっています。

■新製品の価格・出荷時期
品 名 型 式 OS CPU 価 格 出荷日
携帯情報通信端末 NPD-20JWL Windows® CE
.NET 4.1 日本語版
インテル®PXA250
アプリケーション・
プロセッサ
オープン 11月22日

* 1
VoIP(Voice over IP)機能[SIP(Session Initiation Protocol)]…インターネットやイントラネットのようなIP(Internet Protocol)ネットワークを利用して、音声信号を送る技術の総称。デジタル符号化した音声信号を一定の時間ごとに区切ってIPパケット化し、通信を行う。
* 2
IPv6(Internet Protocol version 6)…現在の標準的なインターネット・プロトコルである「IPv4」に代わる次世代プロトコル。
* 3
PPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet)…イーサネット上で、ホストがネットワークサービスに対してPPPセッションをオープンするために用いられる仕様。

■新製品の主な特徴
1.ブロードバンドネットワーク機能の拡張 

 今回販売を開始する携帯情報通信端末「NPD-20JWL」は、Windows CE .NET 4.1を搭載することにより、VoIP機能、IPv6、PPPoEをサポートしました。
 これらのサポート機能により、以下の様々な可能性が広がります。
1)VoIP機能(SIP)サポートによりボイスコミュニケーションを実現
  • 本製品に搭載されているWindows Messengerなどのアプリケーションを利用して、音声を使ったボイスコミュニケーションが可能になります。
  • 沖電気工業株式会社のCTI&IPコミュニケーションシステム「CTstage® 4i for .NET」のインテリジェントなSIP電話端末の一つとして携帯情報通信端末「NPD-20JWL」を利用できます。その他、音声や画像のリアルタイム通信を利用したソリューションの展開も今後積極的に行っていきます。
2)IPv6サポートによる快適なWebブラウジングを実現
  • 本製品は、IPv6プロトコルスタックを搭載しています。さらに、Windows Media Player及びInternet ExplorerがIPv6に対応しているため、今後普及が予想されるIPv6ネットワーク上での音楽・動画のストリーミング再生や快適なWebブラウジングが可能となります。
3)PPPoE を必要とするADSLネットワークへの接続が可能
  • ADSLネットワーク接続のためにPPPoEを要求するブロードバンドインターネットサービス、公衆無線LANサービスへの接続が可能となります。

2.性能/機能
1)快適な動画再生と簡単操作を実現 
  • 無線LAN機能を本体に標準内蔵するとともに、CPUはインテル®XScaleマイクロアーキテクチャに基づくインテル®PXA250アプリケーション・プロセッサを搭載し、快適な動画再生など高いマルチメディア性能を実現しています。
  • ペンタッチ操作に加え側面のジョグダイアルによる基本操作を行うことが可能であり、交通機関での移動中などペンタッチ操作を行いにくい場所でも、ジョグダイアル一つで、いつでもどこででも簡単に操作できます。
2)バーコードリーダとしての活用が可能 
  • 本製品は周辺機器としてバーコードリーダーをサポートします。CFカードタイプのレーザースキャナをオプションのCFカードアダプターに挿し込み、バーコードリーダーとして使用することが可能です。店舗での在庫照会や商品検索、また倉庫内での棚卸しなど、さまざまな業務での活用が図れるとともに、内蔵無線LAN機能により、バーコードで読み取った情報から即座にサーバー側の情報を検索するといったように、よりリアルタイムな業務運営が可能になります。(本件は、個別案件ごとに対応します。)
3.ユビキタスネットワークソリューションの提供 
  • デスクトップ 向けの.NET Framework のサブセットとして開発されたプラットフォームである.NET Compact Frameworkをサポートする予定です。(正式対応は、来年を予定)。これにより、今後普及が予想されるWebサービスに対してPDAに最適な画面でアクセスすることが出来ます。また、今後は、ユビキタスネットーワークを実現する.NET Compact Frameworkに対応することにより、ユビキタスネットワークソリューションをパートナー企業との協力により実現していきます。そのひとつとして、(株)シーイーシーとの協業により、営業支援システム「Wonder Web」*に、XML Webサービスを通してアクセスし、オフラインで活用できる営業マン向けのモバイルソリューションが実現される予定です。
    *営業支援システム「Wonder Web」…http://crm.cec-ltd.co.jp/wonderweb/ を参照して下さい。
     
  • 企業内で活用されている各種DB,グループウェア情報のモバイル利用を促進します。具体的には、日本国内で200以上の企業に採用されているPUMATECH,IncのEnterprise Intellisync Serverに対応します(2003年2月対応予定)。これにより、Exchange、Lotus Domino、Oracle、 Microsoft SQL Serverといったサーバと連携し、メールやPIMの他、企業内データベースに蓄積されている様々な情報をモバイルで活用することが容易になります。

  • ブロードバンド・モバイル時代のビジネスネットワークをセキュアに構築するVPN(Virtual Private Network)に対応します。
     日立製作所は、組込み系セキュリティ分野にて世界的に実績の高いカナダのCerticom社から、PDA用のVPNソフトであるmovianVPNTM を日本で初めて商用パッケージとして販売する権利を取得しました。これにより、PDAなどのモバイルデバイスを活用した公衆無線LAN環境のビジネス利用の促進や、各種セキュリティソリューションをモバイル分野にまで広げることが容易になります。movianVPNTM は2002年12月より出荷開始する予定です。
     本件に関し、シスコシステムズ株式会社 執行役員 マーケティング担当 山中理惠氏より、以下のコメントをいただいています。
    「ブロードバンド環境の普及、および IP コンバージェンスの促進などにより、企業のビジネススタイルは大きく変化しつづけています。モバイルPC, PDA,インターネット接続の多様化に対し、安全なコミュニケーションを実現するIPSec VPN 技術を応用することで、時間や場所にとらわれない、新しいビジネス・コミュニケーションを実現しています。日立製作所と米国シスコシステムズ AVVID partner であるCerticom 社とのパートナシップは、Cisco VPN3000 コンセントレータシリーズの利用企業などのVPN 利用の可能性を大きく広げ、無線接続および IP 環境の整ったありとあらゆる場所から、ミッション・クリティカルなビジネス・コミュニ ケーションを可能にすると確信しています。」

 今後は、無線LANを使った情報配信事業体と連携した、新しい市場開拓にも積極的に取り組んで行く計画です。

■他社商標注記
  • Microsoft,Windows,Windows CEロゴ, .NETロゴは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
  • CTstageは、沖電気工業株式会社の登録商標です。
  • その他の会社名、製品名、商標は、それぞれの所有者に帰属します。

■新製品の主な仕様
品 名 携帯情報通信端末
型 式 NPD-20JWL
C P U インテル® PXA250 アプリケーション・プロセッサ
O S Microsoft® Windows® CE .NET 4.1日本語版
表 示 3.5型 フロントライト付き反射型TFTカラー液晶
240×320ドット
65,536色
メモリー(RAM) 32Mbyte
インタフェース マルチメディアカード/SDカードスロット×1*1 *2
USBコネクタ(MiniA)×1
マイク付ヘッドフォン(ステレオ)×1
【オプション】
PCカードスロット(TypeII)×1*3
CFカードスロット(TypeII)×1*4
内蔵無線LAN機能 IEEE802.11b準拠
アプリケーション
ソフトウェア
Windows Media Player,Internet Explorer 5.5,受信トレイ、Windows Messenger,ActiveSyncTM(PC連携ソフト),ClearVue(ファイルビューア),Picture Viewer(静止画ビューア),
手書きメモ、メモ帳、PIMソフトウェア、時計、電卓、オリジナルメニュー、メモリーカードバックアップ
電源 リチウムイオン電池
外形寸法・質量 77mm(W)×108mm(H)×17.8mm(D)
約155g(バッテリー含む)
*1 セキュアマルチメディアカードに対応しています。
*2 SD Card規格準拠。SDメモリカードのセキュリティ機能は利用出来ません。SDメモリカードのセキュリ  ティ機能に対応した機器で暗号化されたデータは使用できません。
*3 オプションのPCカードアダプターが必要となります。
*4 オプションのCFカードアダプターが必要となります。

■取扱事業部・照会先
 株式会社 日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループ モバイル端末事業部
  【担当:山中、渡辺】
 〒105-8430東京都港区西新橋2-15-12 日立愛宕別館
 TEL:03−3506−1606(ダイヤルイン)

■報道機関問合せ先
 株式会社 日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループ 広報渉外部【担当:内山】
 〒105-8430東京都港区西新橋2-15-12 日立愛宕別館
 TEL:03−3506−1573(ダイヤルイン)



以上


このニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。  


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