私達が演奏している楽器を紹介します。
フルートは高音域を担当する楽器です。音色は繊細で聴く人の心を癒してくれます。
全身金属の楽器なのに,なぜか木管楽器に分類されるのです。
吹奏楽では指揮者のすぐ前に配置することが多く,指揮者やトレーナーからチェックが入りやすいです。たまには後ろの方で吹いてみたいな〜
ピッコロはフルートを短く小型にした形で,フルートよりも高い音域を担当します。
楽器が小さいので,運搬もらくらくです。
失敗した音色は破壊的です。
2枚のリード(薄い木の板)を振動させて音を出していますので、ダブルリード楽器と呼ばれます。ステキな音色で、曲の中でも要所を任されることが多いです。ソロのときに注目してあげてください。
黒い棒状の楽器なので、客席から見るとクラリネットと間違われることもしばしば。くわえる部分を見て区別してくださいネ。
クラリネットは,18世紀のはじめ頃,ドイツのJ.C.デンナーという人が中世の民族楽器シャリモーを改良して進化させたものです。現在は,フランス式とドイツ式の2つのシステムがありますが,日本ではほとんどの人がフランス式のクラリネットを使っています。
1840年頃世にでたこのフランス式のクラリネットは,音域とキーにより11種類もあります。クラリネットに限らずどの楽器にもあてはまることですが,大きな楽器ほど音域が低くなっていきます。
1. Ab ソプラニーノ・クラリネット
2. Eb ソプラニーノ・クラリネット
3. D ソプラニーノ・クラリネット
4. C ソプラノ・クラリネット
5. Bb ソプラノ・クラリネット
6. A ソプラノ・クラリネット
7. Eb アルト・クラリネット
8. F バセット・ホルン
9. Bb バス・クラリネット
10. Eb コントラルト・クラリネット
11. Bb コントラバス・クラリネット
音楽隊では,
の3種類を使っています。
サックスってどんな楽器?
サックス(サキソフォーン又はサクソフォーン)は,1840年代にアドルフ・サックスというベルギー人が発明した楽器です。当時は軍楽隊や一部のクラシックに使われるくらいで,一般にはあまり知られていませんでした。現在のように広く知られるようになったのは,20世紀に入ってアメリカでジャズに使われるようになってからです。
サックスの楽器本体は金属製ですが,リード(アシを薄く削ったもの)を振動させて音を出す仕組みがクラリネットと同じことから,木管楽器に分類されています。音色は木管楽器と金管楽器の中間の柔らかい響きがします。また,機能的に設計されているため,運指が合理的で音符の速い動きが容易です。
サックスは現在7種類ありますが,通常使われるのは下の4種類です。
音楽隊でもこの4種類のサックスを使っています。