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Japan Diamond Softball LEAGUE:第1節(東地区)

ニトリJD.LEAGUE 2024 試合結果

ニトリJD.LEAGUE 2024 第1節(東地区)
真化する日立、開幕2連勝の好発進!!

 2024シーズンのJDリーグが開幕し、4月13日〜4月14日にかけて岐阜県大垣市/大垣市北公園野球場にて第1節が行われた。日立サンディーバの開幕戦の相手は、昨年と同じく日立経験者が多く在籍し、昨年の開幕戦ではサヨナラ負けを喫しているNECプラットフォームズとの対戦。2年ぶりに開幕戦の先発を託された坂本は7回二死までノーヒットの好投を魅せ、主将に負けじと副主将の藤森が3回に放ったタイムリーを皮切りに、5回には森山の犠牲フライと堀口のタイムリー、7回にはムリポラのタイムリーで追加点を挙げ、4-0で1安打完封勝利を収めた。2日目の大垣ミナモ戦は、初回に藤森、山内、ムリポラの3連続ツーベースで3点を先制すると、3回には藤森、堀口のタイムリーと森山の犠牲フライで3点を追加。5回にはルーキーの笠原の犠牲フライで7点目を挙げ、投げては先発の長谷川が相手打線を2安打に抑える完投勝利を収め、JDリーグ3年目は開幕2連勝の好発進となった。
 続く第2節は、4月20日〜21日、地元大会となる神奈川県茅ヶ崎市/茅ヶ崎公園野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 NECプラットフォームズ戦(4月13日 通算成績:1勝0敗)

エース坂本、1安打完封、開幕白星スタート!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 0 0 1 0 2 0 1 4
NECプラットフォームズ 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】☆坂本(7回:1勝)− 女鹿田
  • 【二塁打】杉本(3回)
  • 【盗塁】藤森(3回),山内(5回)

試合レポート

2024シーズン開幕戦の対戦相手は、昨年の開幕戦で敗戦を喫しているNECプラットフォームズ。日立経験者が多く在籍し、昨シーズンを以て清原選手が移籍したチームではあるが、今オフで更に成長したチーム力で4年ぶりの開幕戦勝利を飾り、勢いをつけたいところ。その日立の開幕投手は、2年ぶりの開幕戦先発登板となる主将のエース坂本。坂本は開幕戦の緊張からか、初回から四球でランナーを出すものの、相手ランナーの離塁アウトにも助けられ、立ち上がりを無失点で切り抜ける。

日立の初回の攻撃は三者凡退に倒れ、2回表には山内、ムリボラ、森山の3連続四死球で無死満塁と先制の絶好のチャンスを貰うも、相手清原捕手に翻弄されたか後続が相次いで倒れてしまう。ベンチは思い切って二死からルーキー保谷を代打に送り込むも、先制点ならず。

絶好のチャンスを逃して嫌なムードが漂う中、2回裏の坂本は相手主軸打者をきっちり三者凡退に抑え込みその空気を見事に断ち切ると、迎えた3回表には先頭の杉本が左中間を破るツーベースで出塁し、唐牛が確実に送り一死三塁の先制のチャンスメイク。続く藤森は観客の期待通りセンター前タイムリーを放ち、杉本が生還して先制点を挙げる。更に藤森の盗塁と山内の進塁打で二死三塁と追加点のチャンスが続くが、あと一本は出ず追加点とはならず。

その裏、1点のリードを貰った坂本は内野のエラーと送りバントで一死二塁の同点のピンチを招くも、落ち着いた投球で次の打者を空振り三振に仕留め得点を与えない。

主将、副主将の頑張りに続きたい日立打線は、4回表に先頭の森山が死球で出塁するとルーキーの北原を代走に起用。続く堀口の死球と女鹿田の送りバント、杉本の四球で二死満塁までチャンスを拡げるも、ここでもあと一本が出ず追加点ならず。しかし5回表、山内、ムリポラの連続四球で一死一、二塁のチャンスを貰い一塁ランナーに代走平田と送り込むと、続く森山の犠牲フライで山内がホームイン!ようやく追加点を挙げると、更に平田が盗塁を決め二死二塁のチャンスに堀口がタイムリーを放ち、3点目を挙げる。

先発の坂本は、内野エラーやフォアボールなどでランナーは背負いながらもエースらしい見事なピッチングを展開。6回裏には制球定まらず四死球で二死満塁のピンチを招いてしまうが、ここも次打者を気迫の投球で見逃しの三振に抑え込み、無安打無失点ピッチングを続ける。

最終回の日立の攻撃は、藤森のヒットと山内の死球で一死一、二塁の追加点のチャンスを掴むと、ムリポラのセンターへのタイムリーで追加点を挙げダメ押し。その裏、無安打無失点記録が見えてきた坂本は簡単に二死とするが、次打者にしぶとくレフト前に運ばれ初ヒットを許してしまう。しかしながら、最後のバッターを内野フライに打ち取りゲームセット。坂本は四死球でのランナーは出すものの要所を締め、惜しくも無安打無失点記録は逃したものの見事な1安打完封勝利。チームは昨年の開幕戦の借りをしっかりと返し、4年ぶりの開幕戦勝利で2024シーズンの好スタートを切った。

[撮影]古園 敏幸
坂本、ノーノー逃すも1安打完封で開幕勝利!

[撮影]古園 敏幸
杉本、ツーベースで先制点をチャンスメイク!

[撮影]古園 敏幸
藤森、先制タイムリーを放つ!

[撮影]大木 浩
森山、犠飛で貴重な追加点を挙げる!

[撮影]古園 敏幸
堀口、追撃タイムリーで勝利を引き寄せる!

[撮影]大木 浩
ムリポラ、挨拶代わりのダメ押し適時打!

オーダー表&個人成績

個人成績

対 大垣ミナモ戦(4月14日 通算成績:2勝0敗)

長短9安打7得点!長谷川、2安打完投勝利で開幕2連勝!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 3 0 3 0 1 0 0 7
大垣ミナモ 0 0 0 0 0 1 0 1
  • 【バッテリー】☆長谷川(7回:1勝)−ムリポラ
  • 【三塁打】ムリポラ(5回)
  • 【二塁打】藤森,山内,ムリポラ(1回)
  • 【盗塁】唐牛,藤森(3回),平田(5回)

試合レポート

2024シーズン第1節2日目の対戦相手は、地元大垣ミナモとの対戦。確実に勝利し開幕連勝でチームに勢いをつけたいところ。初回表、日立の攻撃は先頭の杉本が四球を選んで出塁しすかさず盗塁を決めると、一死二塁の場面で藤森が右中間へのタイムリーツーベースを放ち、2日連続で自身のバットで先制点を挙げる。更に山内のセンターオーバーのツーベースヒットで一死二、三塁とチャンスが拡がると、こちらも昨日タイムリーを放っているムリポラが右中間を破るツーベースを放ち、藤森、山内が相次いでホームイン! この回、幸先よく3点を先制する。

日立の先発長谷川は、JDリーグ初マスクとなるムリポラとのバッテリーでミナモ打線に挑むと、テンポ良い投球で相手打線を三者凡退に抑える上々の立ち上がり。このまま5回裏まで1安打1四球無失点の好投を続ける。

追加点の欲しい日立の攻撃は、3回表に先頭の唐牛が四球を選んで出塁すると、すかさず盗塁を決め、かつ相手内野手のエラーの間に三塁へ到達! 無死三塁のビッグチャンスに、2試合連続先制タイムリーを放っている藤森が、またもライト前へタイムリーを放ち4点目を挙げる。藤森自身も盗塁を決め無死二塁とすると、続く山内のレフト前ヒットとムリポラの進塁打で一死二、三塁となり、ここで森山が放った大きな打球は風もありフェンスには届かずとも、3塁ランナー藤森にとっては充分な犠牲フライとなり2点目を奪う。なおも続く二死三塁の追加点のチャンスには堀口がライト前タイムリーを放ち、この回3点を挙げ6-0と早々に大量リードの展開に。

序盤で大量リードを奪った日立の攻撃は、5回表に先頭のムリポラがセカンド後方に落ちるラッキーなスリーベースヒットで出塁。代走に北原を起用すると、ここで前の回からサードの守備に入っていた笠原が打席に入り、リーグ戦初打席でキッチリとレフトへの犠牲フライを打ち上げ北原がホームイン。開幕節でJDリーグ初打点を記録する。

5回まで1安打1四球無失点の好投を続けてきた長谷川は、6回裏に相手3番打者にライトオーバーのホームランを許し1点を献上するが、後続はキッチリと抑え最少失点で抑え込む。6点リードで迎えた最終回、ルーキー保谷も守備に就く中、長谷川はそのまま危なげない投球で相手打線を三者凡退に封じ込め、ゲームセット。長谷川は2安打完投勝利を挙げ、チームは開幕連勝で2024シーズンのスタートダッシュに成功した。開幕の緊張感からか、らしからぬ守備の乱れが少し気になった。小さなミスから失点に結び付くケースも多く、積極的なプレーでの修正(真化)をお願いしたい。次節は地元茅ヶ崎大会、地元大応援団も味方につけて、このまま白星街道を走り続けて貰いたい。

[撮影]大木 浩
長谷川-ムリポラバッテリー、2安打完投勝利!

[撮影]大木 浩
藤森、先制タイムリー含む2打点!

[撮影]大木 浩
山内、ツーベースでチャンスメイク!

[撮影]大木 浩
笠原、犠飛でリーグ戦初打席初打点!

オーダー表&個人成績

個人成績

記録&記事:安富 隆之,中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸