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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第8節

2020年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第8節
連敗ストップも1勝1敗!苦しい星勘定変わらず!!

 台風の影響で10月10日の試合が順延となり、10月11日〜10月12日にかけて地元 神奈川県横浜市/サーティーフォー保土ヶ谷球場にて第8節が行われた。10月11日の日本精工戦は、先発の坂本が2点を先制される苦しい展開の中、3回に那須の今季初となるホームランで追撃を開始。4回には相手エラーに山本の好走塁もあり逆転に成功。6回には山口と炭谷のヒットで掴んだ追加点のチャンスに、倉本がライト線への三塁打を放ち2点を加え相手を突き放した。投げては3回から登板の近藤が好リリーフで今季初勝利を挙げ、チームの連敗は4でストップ。かろうじて単独最下位を脱出した。翌日のトヨタ自動車戦は、先発の小薗と二番手の近藤が序盤に長短打で一挙9点を奪われる苦しい試合展開に。打線は4回に奥田と唐牛の連続タイムリーで奪った2点が精一杯で2-9で完敗。チームは今節連敗をストップするも、通算成績は2勝5敗で同率8位と苦しい星勘定に変わりはなく、次節以降も負けられない試合が続く。
 続く第9節は、10/17日〜18日、兵庫県尼崎市/ベイコム野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 日本精工 Brave Bearies戦(10月11日 通算成績:2勝4敗)

那須の追撃弾と倉本のタイムリー三塁打で逆転!近藤好リリーフで今季初勝利!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日本精工 0 2 0 0 0 0 0 2
日立 0 0 1 2 0 2 x 5
  • 【バッテリー】坂本(2回),☆近藤(5回:1勝2敗)−清原
  • 【本塁打】那須(3回:1号)
  • 【三塁打】倉本(6回)
  • 【二塁打】山口(4回)
  • 【盗塁】加福(3回),那須(6回)

試合レポート

台風の影響で、初日に予定されていた試合が延期となり、地元保土ヶ谷での初戦は1つ上の5位グループにつけている、今季2部リーグから昇格の日本精工との一戦。前節の連敗で1勝4敗と最下位に沈んだ日立は、是が非でも勝利し単独最下位を脱出したいところ。日立の先発は開幕戦で勝利している坂本。初回表、坂本は先頭打者を空振り三振に取るなど、三者凡退の無失点に抑える上々の立ち上がりを見せる。その裏、日立の攻撃は一死から加福、山田の連続四球で一死一、二塁のチャンスを掴むも、後続が断たれ先制のチャンスを逃し無得点。

2回表、坂本は先頭打者に四球を与えると、次打者に左中間へのタイムリー二塁打を放たれ先制点を許してしまう。なおも続く日本精工の攻撃だが、一死三塁でのエンドランは本塁でタッチアウト。しかし、その後盗塁阻止を狙った送球を捕球出来ず、三塁へと進塁させてしまい、次打者のライト前タイムリーで早々に2点目を献上してしまう。すぐさま反撃したい日立打線だが、三者凡退に抑えられこの回無得点に終わる。

3回裏、一死から那須が右中間へ今季初となる待望のホームランを放ち反撃ののろしを上げると、続く加福の内野安打と山田の四球で一死一、二塁のチャンスメイク!しかし、この絶好機にチークが併殺打に終わりこの回1点止まり。しかし、何が何でも勝たなければならない日立は、4回裏に先頭打者の山口が三塁強襲の二塁打で出塁すると、続く清原の四球、炭谷の進塁打で一死二、三塁の大チャンス。続く倉本の打席でエンドランを外され山口が三本間で挟まれるも、相手送球ミスの間に山口がホームイン!更に、清原の代走で起用された二塁ランナー山本が見事な好判断で山口に続き一気にホームイン!!相手のミスに付け込み、何とか勝ち越しに成功する。

6回裏、日立の攻撃はまたも先頭打者の山口がレフトへのヒットで出塁すると、清原のバントでランナーを送った後、炭谷がセンター前へリーグ戦初ヒットを放ち一死一、三塁とチャンスを拡げる。ここで倉本が今シーズン初ヒットとなるライト戦を破る走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、勝利を近づける貴重な追加点を挙げる。試合は5-2と3点リードした展開で、最終回へ突入。

3回からのロングリリーフを危なげない投球で無失点に抑えてきた近藤は、最終回には先頭打者にレフト前ヒットを許すも、後続をしっかりと抑えゲームセット。これまで勝ち星に恵まれなかったが、ようやく近藤が今シーズン初勝利を挙げ、チームは今シーズン2勝目で連敗をストップ。通算成績を2勝4敗とし、単独最下位からの脱出を果たした。


那須、待望の1号ソロで追撃開始!


代走山本、好走塁で逆転のホームイン!


倉本、試合を決めるタイムリー三塁打!


近藤、ロングリリーフで今季初勝利!

オーダー表&個人成績

個人成績

対 トヨタ自動車戦 レッドテリアーズ(10月12日 通算成績:2勝5敗)

序盤の大量失点・・・奥田、唐牛のタイムリーも届かず大敗を喫する

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
トヨタ自動車 3 6 0 0 0 0 0 9
日立 0 0 0 2 0 0 0 2
  • 【バッテリー】★小薗(1回2/3:2敗),近藤(1回1/3),坂本(4回)−清原
  • 【二塁打】山口(4回),唐牛(4回)

試合レポート

昨日の勝利で連敗をストップした日立の第8節2日目の相手は、10月10日から順延となったトヨタ自動車戦。上位チームではあるが、何とか食らいついて連勝したいところ。日立の先発は、前回登板で立ち上がりこそ乱れたが、その後完璧なピッチングをみせた小薗。初回表、小薗は一死後、四球とレフト前ヒットで一死一二塁のピンチを招くと、相手四番打者にレフトへの本塁打を許し一挙3点を献上してしまう。

2回表にも、小薗は四球絡みで二死一、二塁のピンチを招くと、次打者に右中間へのタイムリー二塁打を許し2点を奪われる。なおも続く二死二塁のピンチに、ベンチは昨日好リリーフで初勝利を挙げた近藤をマウンドに送り出す。しかし近藤は急遽登板となったことが影響したのか、制球に苦しみ連続四球を与え二死満塁とピンチを拡げると、更に次打者にも四球を与え押し出しで1点追加。その後、次打者に左中間への走者一掃のタイムリー二塁打を許して更に3点を奪われ、この回6点を失うことに。序盤から大量9点のリードを追いかける苦しい展開となってしまう。

3回表、近藤は先頭打者をセンターへのフライに打ち取ったが、日差しが目に入ったのかまさかの落球。一死後に四球を与え一死一、二塁とピンチが拡がるも、ここは近藤が踏ん張り、後続を連続三振に抑え無失点で切り抜ける。序盤から重すぎるビハインドを背負った日立打線だが、得点圏にランナーを進ませはするものの、3回まではそれが得点に結びつくことなく、0-9のまま中盤戦へ。

4回表、ピッチャーは昨日先発するも2回降板と悔しい思いをした坂本に交代。坂本は一死後、ライトオーバーの二塁打を許し一死二塁の追加点のピンチを招くが、落ち着いた投球で後続を断ち無失点に抑える。その裏、日立の攻撃は昨日に引き続き先頭の山口がレフトオーバーのエンタイトルツーベースで無死二塁のチャンスを作ると、清原もレフト前ヒットでチャンスを拡げる。一死後、奥田の今シーズン初安打は三遊間を破るタイムリーヒットとなり、ようやく1点を返す。なおも一死一、二塁のチャンスが続き、ここで前節でリーグ戦初スタメンを果たした唐牛を代打に起用。唐牛はこの期待に応え、自身のリーグ戦初安打が左中間へのタイムリーツーベースとなり、清原がホームインし2点目を挙げる。更に一死二、三塁とチャンスが続くが、那須の打球は相手好捕からのダブルプレーとなりこの回2点止まり。試合は2-9と7点ビハインドで後半戦へ。

5回表には坂本が連続四球を出してヒヤリとする場面があったが、その後は落ち着いて打ち取り、また6回表にも三者三振に抑える見事な投球を見せる。7回表には相手の代打攻勢も難なく三者凡退に抑えて仕事を果たした。しかし打線は6回裏に山口が内野安打で出塁するに留まり、追加点奪えずゲームセット。序盤の大量失点に追いつくことが出来ず大敗を喫した。

チームは通算成績を2勝5敗、同率8位となることで何とか単独最下位は脱したものの、厳しい星勘定に変わりない。また、次節は同率8位で並んでいる5チームの内の2チームとの直接対決となり、2部降格から逃れるためには絶対に落とせない戦いが続く。序盤での失点を抑え、打線の奮起に期待したい。


山口、反撃のエンタイトルツーベース!


奥田、レフト前タイムリーヒット!


唐牛、リーグ戦初安打はタイムリーツーベース!


坂本、4回1安打無失点の好リリーフ!

オーダー表&個人成績

個人成績

記録&記事:横沢 あゆみ,中山 友紀子,徳田 政昭