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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第6節

2020年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第6節
打線繋がらず2連敗を喫し、 通算1勝2敗で同率7位!

 9月12日〜13日にかけ、愛知県安城市/デンソーブライトペガサススタジアムで第6節が行われた。今節から初の完全無観客となる中、初日は球場名にチーム名を冠する地元デンソーとの対戦。久々の先発となった近藤が粘りの力投を見せるが、幾度となく訪れたチャンスを打線が生かせず、同点で迎えた最終回にサヨナラホームランを浴びて敗退を喫した。翌日の戸田中央総合病院戦は、開幕戦で完封勝利を飾った坂本が制球に苦しみ、相手打線に捕まる展開に。打線もチークのソロホームランで1点を奪うに留まり、この節連敗で通算成績を1勝2敗とし、同率7位となった。
 第7節は9月26日〜27日、愛知県刈谷市/刈谷球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 デンソー(9月12日 通算成績:1勝1敗)

近藤が力投を見せるも、打線の援護なくサヨナラ負けを喫する

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 1 0 0 0 0 0 0 1
デンソー 0 0 1 0 0 0 1x 2
  • 【バッテリー】★近藤(1敗)−清原
  • 【二】那須(1回)

試合レポート

6年ぶりの開幕戦白星を飾り、迎えた第6節初日の対戦相手は地元デンソーブライトペガサスとの対戦。日立先攻で始まった試合は、先頭打者の那須がファールで粘った後に右中間へのツーベースを放ち、二者が倒れた後に主将清原のライト前タイムリーで理想的に先制点を挙げる。その後、今シーズン新加入のチークがショート深いところへの内野安打で二死一、二塁とするも、続く奥田はサードゴロで追加点ならず。

日立の先発は、以前デンソーに所属していた近藤。1回裏、一死からピッチャー強襲の内野安打で出塁を許し、ショート手前に絶妙に落とす内野安打で一死一、二塁とされるが、次打者はライトフライに抑え、更にタッチアップを狙った1塁ランナーを山口がきっちり二塁で仕留め、この回は無失点で終える。

3回表、清原が二死から四球で出塁すると、チークが外いっぱいの球をライト前にうまく流しチャンスメイクするも、またも後続倒れ追加点ならず。その裏、近藤は先頭打者にセンターオーバーのツーベースヒットを放たれると、一死から二塁とセンターの間に落ちるヒットによりランナーが生還し、同点に追いつかれる。その後、ストレートの四球を出して二死一、二塁の場面、相手四番打者を迎えた近藤は、ファールで粘られ根負けしたかまたも四球で二死満塁の大ピンチ。しかし何とか次打者をセカンドゴロに打ち取り、この試合最大のピンチを脱する。

4回表、デンソーは先発の原投手に変えてメーガン・グッド投手をマウンドに送り出すが、一死から松本が四球を選び、続く屋禰はレフト前ヒットで代わり端を攻め立てる。追加点を奪いたい日立は二塁ランナーにルーキー山本を送り込むと、続く山田は敬遠気味のストレートのフォアボールで二死満塁。ここで今シーズンからクリーンナップを任されている山口に期待がかかるが、レフトへのファールフライで得点機を逃す。5回表にも連続四球で一死二、三塁の絶好機が訪れるも、エンドラン失敗で飛び出した三塁ランナーも刺されチャンスを逃す。

近藤は、4回裏はあっさり三者凡退で押さえたものの、5回裏には一死から右中間へのツーベースヒットの後、内野安打と死球で一死満塁の場面に、またも相手四番打者を向かえる大ピンチ。しかしここはセカンドゴロに仕留めて4-2-3のホームゲッツー!勝ち越しは許さず、同点のまま終盤戦へ。

6回表、日立は先頭打者の松本が四球で出塁。犠打と進塁打で二死三塁となり、またも勝負を避けられたか山田が四球で二死一、三塁のチャンスに再度山口に打順が回る。しかしセカンドゴロに打ち取られ、この回も勝ち越しのチャンスを逃す。

6回裏、近藤は相手打線をテンポよく3人で退けて最終回の攻撃に望みを託す。7回表、デンソーはここで外国人エースのカーリー・フーバー投手を投入。日立は一死からチークが四球で出塁し、唐牛が代走に入ると奥田が一発で送りバントを決めて二死二塁のチャンスメイク。この場面で炭谷が代打に送り出されるも空振り三振に倒れ、無得点に終わる。すると、7回裏、デンソーの先頭打者に左中間へ本塁打を放たれ、あっけなく試合終了。

打線は先制した後も多くのチャンスを作りあげるが、ここぞの一本が出せずに試合の流れを引き寄せられないのはここ数年の大きな課題でもある。今回は6回まで最小失点に抑える力投を見せた近藤に勝利を与えることが出来ず、通算1勝1敗となった。


清原、先制のタイムリー!


近藤、久々の先発で力投を見せる

オーダー表&個人成績

個人成績

対 戸田中央総合病院(9月13日 通算成績:1勝2敗)

チークの第2号ホームランが飛び出すも、逆転のチャンス生かせず・・・

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
戸田中央総合病院 0 1 1 0 0 2 0 4
日立 0 1 0 0 0 0 0 1
  • 【バッテリー】★坂本(5回2/3:1勝1敗)、小薗(1回1/3)−清原
  • 【本塁打】チーク(2回:2号)

試合レポート

雨天により1時間遅れでの試合開始となった第6節2日目は、戸田中央総合病院との対戦。戸田中の先攻で始まったこの試合の先発は、開幕で見事な完封勝利を収めた坂本。しかし坂本は初回から戸田中の打線に攻め立てられ、2回表にはセンター前ヒットでランナーを出塁させると、レフトへの犠牲フライを放たれ早くも先制点を奪われてしまう。

日立は初回、山口のセンター前ヒットのみで攻撃を終えるが、先制点を奪われた2回裏には先頭打者のチークが弾丸ライナーでレフトへと第2号ソロホームランを放り込み、試合を振り出しに戻す。

しかし同点に追いついたのも束の間、3回表に二死から相手四番打者が左中間へ放った打球は、松本が果敢にフェンスに飛び込み捕球を試みるもソロホームランとなり、再度1点ビハインドで中盤戦に突入。

5回表、坂本は四球とライト前ヒットで一死一、二塁のピンチを背負うが、相手クリンナップをレフトフライと空振り三振に仕留め、制球に苦しみながらも粘りのピッチングを見せる。しかし6回表には、二死から出した四球のランナーをライト線へのタイムリーで返されてしまい、なおもレフト前タイムリーでこの回2点を献上することに。ここでベンチが動き、ピッチャーは坂本から小薗に交代。

何とか3点差を返したい日立に、この試合最大のチャンスが訪れる。6回裏、先頭打者の那須がセンター前ヒットで出塁すると、続く山田もライト前ヒット、そして山口は四球を選びなんと無死満塁! 清原・チークの前にこれ以上ないチャンスメイクを果たす。しかし戸田中のジョーダン・テーラー投手の前に、頼みの綱の四番、五番が2人ともショートフライに倒れ、飛び出した三塁ランナーも刺されこのチャンスをみすみす逃してしまう。

最終回、小薗は四球こそ出すもきっちり抑えて打線に望みを託すが、日立の攻撃は三者凡退でゲームセットとなり、通算成績1勝2敗で第6節は終了。相手投手の力に抑えられながらも、終盤に集中して逆転のチャンスを生み出せはしたが、前日に引き続きそのチャンスを生かすことは出来なかった。試合数も少ない今シーズン、全員でそのチャンスを確実に掴み取り、勝利へと繋げてほしい。


チーク、開幕節に続き第2号ソロホームランを放つ!


初お披露目となる新カラーのユニフォームで臨んだが・・・

オーダー表&個人成績

個人成績

記録&記事:中山 友紀子,古園 敏幸