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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第2節

2019年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第2節
ようやく今シーズン初勝利するも、連勝ならず同率9位に

 4月27日〜28日にかけ、長崎県諫早市/諫早市第1野球場で日本リーグの第2節が行われた。初日のシオノギ製薬戦は、岡村ー鈴木のバッテリーが本塁打を打たれたものの散発3安打に抑え、松本が自身リーグ初となる2ランホームランを放ち、今季ようやく初勝利!! 翌日のSGホールディングス戦は、ペンドリーの来日初ホームランと、木村・山口の連続安打で得点を重ねたが、岡村が最後力尽き敗戦。通算成績1勝4敗で同率9位となった。
 第3節は5月11日〜12日、愛媛県松山市/坊っちゃんスタジアム・マドンナスタジアムで行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 シオノギ製薬戦(4月27日 通算成績:1勝3敗)

松本、1号2ラン! 岡村、完投! 齋藤新体制でようやく初勝利!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 0 0 2 0 0 0 0 2
シオノギ製薬 0 0 0 1 0 0 0 1
  • 【バッテリー】☆岡村(1勝1敗)−鈴木
  • 【本塁打】松本1号(3回:2ラン)

試合レポート

そろそろ勝ち星が欲しい第2節の初戦は、日立と同じく開幕から3連敗中のシオノギ製薬。打順を入れ替えて臨む日立は、初回に先頭打者の那須が死球で出塁するも、松本の送りバントはフライとなり那須も戻れず二死。山田も内野ゴロであっさり三者で終わる。

先発の岡村は落ち着いた立ち上がり。先発でマスクを被った鈴木とのバッテリーで緩急をうまく使い、初回は危なげなく三者凡退。2回裏には相手4番打者に四球を与え二塁に送られはしたものの、後続をしっかり打ち取るピッチングを見せる。

3回表、鈴木が初球をセンター前に運ぶと、二死三塁から松本が放った打球はセンターオーバーの2ランホームラン!初回で送りバントを失敗した松本が、ここで見事に名誉挽回を果たす。リードを奪った3回裏には、岡村が先頭打者を四球で出すも次打者のヒッティングを5-4-3のダブルプレーに仕留め、守備陣もピッチャーを盛り上げる。

5回表、先頭打者の鈴木がライト前へこの日2本目となるヒットを放ち、代走にはリーグ初出場の唐牛が送り込まれるも、牽制でアウトになるほろ苦いデビューに。その雰囲気を払拭するように那須が必死の内野安打で打線を繋げると、前の打席に先制ホームランを放った松本。しかしここは空振り三振で終わる。

岡村は、4回裏に二死から4番バッターに右中間オーバーのソロホームランを浴びて1点返される。6回裏には二死からレフト前ヒットを許すが、今日の岡村は崩れることなく緩急をしっかり使って危なげないピッチングを披露。試合が後半に差し掛かっても、安定と貫禄のピッチングで相手打線を封じていく。

7回表、リーグ初スタメンの山口がリーグ初ヒットとなるセンター前ヒットで出塁。二塁に送ったところで投入された代打倉本は内野ゴロ、那須の打球もショートフライとなり、1点リードで最終回へ。二死から同点のランナーを出塁させるも、今日のバッテリーは一切の不安を感じない頼もしいピッチングでゲームセット。

齋藤新体制となり初めての勝利となったこの試合、打線はまだまだ復調したとは言えないが、岡村が本来の力を存分に発揮し、今後の巻き返しに期待が持てる試合内容であった。

[撮影]大木 浩
松本、リーグ初となる2ランホームラン!

[撮影]川村 可奈子
鈴木、本日2安打で大活躍!

[撮影]大木 浩
岡村、散発3安打で完投勝利!

[撮影]大木 浩
山口、今季初スタメンでリーグ初安打!

オーダー表&個人成績

個人成績

対 SGホールディングス戦(4月28日 通算成績:1勝4敗)

ペンドリーの来日初ホームランで先制するが、最終回逆転を許し敗退

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
SGホールディングス 0 0 1 0 0 0 3 4
日立 0 2 0 0 0 0 0 2
  • 【バッテリー】★岡村(1勝2敗)−鈴木
  • 【本塁打】ペンドリー(2回)
  • 【三塁打】山口(2回)
  • 【二塁打】木村(2回)

試合レポート

昨日の勝利を追い風としたい第2節の2戦目は、SGホールディングスとの対戦。先発は昨日好投を魅せた岡村。初回、先頭打者にレフト前ヒットを浴び、送りバントとワイルドピッチで二死三塁とするが、4番打者を内野ゴロに仕留めるまずまずの立ち上がり。2回表もヒット1本を許すものの得点は与えない。

昨日と同じオーダーで臨む日立打線は、SGホールディングスのパーナビー投手の前に、初回は三者凡退。しかし2回裏、ペンドリーが来日初となるレフトへのソロホームランを放ち、先制点を挙げる。木村も右中間へのツーベースヒットで続き、昨日リーグ初ヒットを放った山口が同じく右中間を破るタイムリースリーベースで追加点を奪う理想的な展開に! 続く鈴木、屋禰が連続四球で満塁となったが、ここは後続倒れ追加点ならず。

岡村は3回表に1点を奪われるが、その後は守備陣がしっかり守って三者凡退に抑える。5回表も那須、屋禰の好守備で追加点は与えない。

5回裏、先頭打者の那須がレフト前ヒットで出塁するも送れず、山田のショートゴロで走者が入れ替わった二死一塁の場面でペンドリーがライト前ヒットで二死一、三塁のチャンスメイク! しかし後続倒れ追加点が奪えない。何とか突き放したい打線は、6回裏に鈴木が二死から内野安打で出塁すると、テンポラリーランナーの山口が盗塁し得点圏に進むも、屋禰は空振り三振に倒れる。

試合終盤から岡村が相手打線に捕まり始める。しかし、連打を浴び一死二、三塁のピンチにも、粘りのピッチングで浅めのセンターフライ、ファールフライに打ち取り、追加点だけは許さない。最終回もSGホールディングスの代打攻勢で一死一、二塁のピンチに陥るが、次打者の送りバントを自身で処理し、二死二、三塁で迎えたのは本日2安打のポーター選手。一打逆転のピンチの中、ついに力尽き左中間オーバーの特大3ランを浴びてしまい、二点差がついてしまう。

7回裏の攻撃は1番那須から。ここでせめて同点まで持っていきたいところだったが、援護を得たパーナビー投手の前に三者凡退でゲームセット。通算成績1勝4敗で同率9位となった。やはりまだ打線に課題が残っており、修正が必要であると感じる試合ではあったが、少しづつ状態は上向きになってきたと信じたい。

[撮影]川村 可奈子
ペンドリー、先制となる第一号ソロホームラン!!

[撮影]川村 可奈子
山口、右中間を破るタイムリースリーベース!!

オーダー表&個人成績

個人成績

記録&記事:横沢 あゆみ,中山 友紀子,古園 敏幸