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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第3節

2009年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第3節
連日の逆転勝ちで通算5勝2敗

 5月16日〜17日にかけ、愛媛県松山市マドンナスタジアムで、日本リーグ1部第3節が行われた。初日のHonda戦は、ホームランで1点を先行されるものの、終盤の5回裏に馬渕の犠牲フライで同点。続く6回裏には栗原、林の連続ホームランが飛び出して見事逆転勝ち。翌日の太陽誘電戦は、継投の瀬川の乱調で一時は逆転されるものの、最終回、キャプテンの山田が逆転サヨナラ満塁ホームラン!! 劇的な幕切れで勝利し、これで3試合連続の逆転勝ちを飾り、通算5勝2敗とした。
 第4節は5月23日〜24日、北海道帯広市帯広の森野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 Honda戦(5月16日 日立ソフトウェア4勝2敗)

馬渕、同点打! 栗原、林の連続ホームランで逆転勝ち!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
Honda 0 0 0 1 0 0 0 1
日立ソフトウェア 0 0 0 0 1 2 x 3
  • 【バッテリー】☆藤原(4勝2敗)−鈴木
  • 【本塁打】栗原(6回),林(6回)

試合レポート

相手先発の金尾のスライダー気味の変化球に左打者が差し込まれ、チャンスは作るものの決定打が出ない展開。まずは初回裏、先頭の西山が詰まりながらもセンター前に落として出塁。来條が二塁に進めるが、その後、クリーンナップで先取点を奪えず。3回裏には溝江、西山の連続ヒットから来條がランナーを進め一死二、三塁の絶好のチャンスを作るが山田、馬渕で得点を奪えないストレスの溜まる展開となる。

一方、先発の藤原はきわどいコースをボールと判定され、3回まで四球などを含め毎回ランナーを背負うが、要所を締めて後続を退ける。しかし、4回表、一死から5番のスカグリオネにフルカウントから滞空時間の長いホームランをセンターに運ばれて先に失点。この1点を追い掛け打線は4回裏、二死から林、鈴木の連続ヒットで二死一、三塁と同点チャンスを作るが後が続かず。

5回裏、一死から来條がライト前に運んで出塁。ここで今シーズン塁に出ると、必ずホームに生還している杉浦が来條の代走で一塁走者。続く山田のセンター横へのヒットで杉浦は果敢にも一気に三塁を陥れ、山田も二塁に進んで一死二、三塁の絶好の同点機。続く馬渕の当たりはレフトへの十分な犠牲フライとなり、苦しみながらもやっと1点を奪い取り同点とする。

さらに6回裏、この回の先頭打者の濱本に代えて栗原がバッターボックスへ。その栗原の打球は、レフトポール際への自身公式戦初ホームラン!! 代打策が見事に的中し逆転に成功すると、さらに続く林も右中間に運ぶ2者連続のホームランで一気に相手を突き放す。

藤原はホームランで1点を失うものの、西山、林の好守備も飛び出し散発4安打完投勝ち。打線はチャンスを作りながらも左打者が差し込まれて決定打が出ない苦しい展開となったが、右打者二人のホームランなどで、見事に逆転勝ちを収めた。

[撮影]深沢 高敏
代打栗原、自身の初ホームランが逆転打!!

[撮影]柴田 兼一
林、栗原に続く連続ホームランで突き放す

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(DP)
来條
走 杉浦
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
 
(一)
濱本
打 栗原
(三)

 
(捕)
鈴木
走 横沢
(二)
溝江
 

対 太陽誘電戦(5月17日 日立ソフトウェア5勝2敗)

最終回、山田、劇的な逆転サヨナラ満塁ホームラン!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
太陽誘電 0 0 1 0 0 4 0 5
日立ソフトウェア 0 1 2 0 0 0 4x 7
  • 【バッテリー】☆藤原(5勝2敗:7回),瀬川(0回)−鈴木
  • 【本塁打】山田2号(7回:満塁)
  • 【盗塁】林(2回)

試合レポート

この日の藤原はボール先行の苦しいピッチング。初回表、先頭打者に内野安打を許すが、続く打者のエンドランがショートライナーとなる併殺打。ラッキーな展開となるものの、この後、連続の四球で一、二塁と得点圏に走者を背負う。しかし、ここは踏ん張って先取点を与えない。続く2回表にも先頭打者にヒットを許し、無死の走者を背負うが、ここも粘って無得点に抑える。

一方、打線は相手先発の坂井から初回裏、先頭の西山が内野安打で出塁。来條が送って一死二塁の先制機を作るが、山田、馬渕が倒れて得点ならず。しかし、2回裏、一死から林が四球を選んで出塁。盗塁などで二死三塁とし、鈴木がセンター前に落とすタイムリーを放ち1点を先行する。

直後の3回表、藤原がこの回の先頭打者にカウントを悪くし、ストライクを取りにいった球を右中間へライナーで放り込まれるホームラン。すぐに同点とされる。さらに、続く打者にも右中間への三塁打を許し、無死三塁の逆転のピンチ。しかし、藤原はなんとか踏ん張って最小失点で切り抜ける。

突き放したい打線はその裏、一死から来條、山田の連続ヒットでチャンスを作り、続く馬渕がリーグ200安打となる内野安打で続き、一死満塁の絶好のチャンス。ここで杉山がレフトへ犠牲フライを打ち上げてまずは1点。さらに、林の内野安打で2点を奪う。

藤原は4,5回も四球などで得点圏に走者を背負うが、なんとか無失点で切り抜ける。しかし、6回裏、継投の瀬川が四死球とワイルドピッチの連続という、今シーズンの悪いパターンを繰り返し、無死満塁。一死も取れず3人の走者を残して降板し、藤原が再登板。なんとか踏ん張りたい藤原であったが、ヒットと犠牲フライで同点とされると、さらに左中間を破られる2点タイムリーを喫して3-5と逆転される。なおも続く打者にセンター前ヒットを許すが、山田のバックホームで6点目は阻止。

最終回、この回の先頭の鈴木がセンター前にクリーンヒット。一死二塁で西山が四球を選び、まだまだあきらめない粘りを見せれば、続く来條は頭部への死球で満塁。ここで迎えるバッターは昨シーズン、坂井から決勝3ランを打っている山田。それまで外角を攻められ最後に内角を詰まらされていたが、ここも同じパターンで外角球で2ストライクと追い込まれる。しかし、坂井の勝負球の内角高めを振り抜くと、打球がライトに上がった瞬間、ベンチ、スタンド共に総立ち。逆転サヨナラ満塁ホームランというこれ以上ない劇的な幕切れをキャプテンが演じ、これでチームは3試合連続の逆転勝ち。通算成績を5勝2敗とした。

[撮影]大木 浩
山田、逆転サヨナラ満塁ホームラン!!

[撮影]柴田 兼一
劇的な勝利に沸き立ち、山田を迎える選手

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(DP)
来條
走 杉浦
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
 
(三)

 
(一)
濱本
打 栗原
(捕)
鈴木
走 横沢
(二)
溝江
 

記録&記事:山田 智仁,桐越 信一