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2007 日本女子ソフトボールリーグ1部 第2節

第2節、1勝2敗
通算2勝3敗と黒星先行

 4月28日〜30日にかけて日本リーグ1部第2節の3試合が、兵庫県尼崎市記念
公園野球場で行なわれた。初戦の相手は太陽誘電。杉山のタイムリーなどで先制する
ものの、点を取った直後に取り返されるパターンで終盤に逆転され前節から2連敗。
翌日のシオノギ製薬戦は毎回ランナーを得点圏に置くものの、なかなか点を取れずに
1−1のままタイブレークへ。延長8回表、片山がエンドランを決め、瀬川が2安打
完投でリーグ戦の初勝利を飾る。最終日のホンダ戦は序盤に投手陣が大量失点。打線
が猛追するも一歩届かずに敗戦。この結果、この節、1勝2敗と負け越し、通算成績
も2勝3敗と黒星が先行する苦しい展開となっている。             
 第3節は5月12日〜13日、栃木県宇都宮市宮原運動公園野球場で行われる

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:柴田兼一 撮影:柴田兼一

 
対 太陽誘電戦(4/28 日立ソフトウェア1勝2敗)
投手陣、リードを守りきれず、2試合連続逆転負け
チーム名
日立ソフトウェア 0 2 1 0 0 0 0 3
太陽誘電 0 1 1 0 3 0 x 5
【バッテリー】★藤原(1勝2敗:4回),瀬川(2回)−鈴木
【二塁打】杉山(2回)

 ◎初回表、一死後、溝江が相手のエラーで出塁。続く山田が強烈なライナーを
  放つが、相手ショートの好守備に阻まれて併殺に終わる。続く2回表、先頭
  の馬渕が死球で出塁。森下がきっちり二塁へ進めると、杉山が左中間に強烈
  な先制タイムーリ二塁打! まずは1点を先取。さらに2四球で二死満塁と
  すると、西山がセンター前に弾き返し、この回2点を先行する。     
 ◎一方、先発の藤原は初回を無失点で切り抜けるが、先取点を取ってもらった
  直後の2回裏、この回の先頭打者の5番打者にセンターに一発を許し1点差。
 ◎1点差に追い上げられた打線は3回表、先頭の山田が俊足で内野安打を稼ぎ
  出塁。馬渕が死球で一、二塁とすると、森下が前の回に続き、確実に二人を
  進塁させて二、三塁とする。続く打者は2回に先制の打点を挙げている杉山。
  杉山はライトへ犠牲フライを打ち上げて、またもや2点差と相手を突き放す。
 ◎しかし、このリードを投手陣が守れない。直後の3回裏、藤原は西山のファ
  インプレーで一死を取るものの、続く打者に二塁打を喫し、さらにディレー
  ドスチールで三塁に進まれると、次の打者にレフトに運ばれ、また1点差。
 ◎5回裏には先頭打者に内野安打を許し、さらに右翼線二塁打で同点とされる。
  ここでピッチャーは瀬川に交替。瀬川は一死を取るものの、なかなか制球が
  定まらず、2回にホームランを放っている5番打者に、フルカウントからの
  真中高目の球を狙われ、センターオーバーの2ランで逆転される。    
 ◎最終回、先頭の西山が出塁。馬渕がセンター前にヒットを放ち二死ながらも
  一、三塁と意地を見せるが、馬渕が盗塁に失敗してゲームセット。チームは
  先行するものの投手陣がリードを守りきれず、一発に沈むというパターンで
  前節から2連敗。エース不在の厳しい戦いがまだ続く。         
 
撮影:大木浩 撮影:大木浩

 
対 シオノギ製薬戦(4/29 日立ソフトウェア2勝2敗)
片山、決勝のエンドラン!
  瀬川、2安打完投でリーグ戦初勝利!
チーム名
日立ソフトウェア 0 0 1 0 0 0 0 1 2
シオノギ製薬 0 0 0 0 1 0 0 0 1
【バッテリー】☆瀬川(1勝)−鈴木
【二塁打】西山(1回),片山(4回),鈴木(5回)
【盗塁】山田(5回),馬渕(7回)

 ◎残塁数11、得点圏で13打数2安打の数字が物語るように、毎回得点圏に
  走者を進めるものの、なかなか点が取れない試合展開となる。      
 ◎まずは、初回表、先頭の西山がセンターへの二塁打でいきなりのチャンスを
  作る。溝江が送り一死三塁の得点機に山田、馬渕が倒れて無得点。2回表は
  先頭の森下が四球を選び、三塁まで進むがここも得点出来ず。      
 ◎3回表、先頭の鈴木が内野安打で出塁。溝江の死球、山田の三遊間ヒットで
  一死満塁の絶好のチャンスを作る。ここで馬渕の打球を相手投手が弾く間に
  1点を先取。しかし、なおも続くチャンスで決定打が出ない。      
 ◎一方、先発はリーグ戦初先発となる瀬川。瀬川はイニングの先頭打者を四球
  で歩かせるという苦しい内容ながら、走者を背負っても速球で三振を奪い、
  さらには守備陣が併殺を完成させるなど瀬川を盛り立てる。       
 ◎なんとか瀬川を楽にしたい打線であったが、4回表は片山の二塁打での二死
  二塁、5回表には鈴木の左中間二塁打などでの二死二、三塁、6回表は鮫島、
  片山の連続ヒットなどでの一死満塁と毎回の好機を作るが、後続無く無得点。
 ◎瀬川は四球で走者を背負ものの、4回までに許したヒットはわずかに1本。
  5回裏、先頭打者に2本目のヒットとなる二塁打を許し、さらに三塁に送ら
  れて一死三塁のピンチを招く。ここで、相手にスクイズを簡単に決められて
  終盤で同点に追いつかれる。                     
 ◎打線は7回表にも山田のヒットなどでランナーを出すものの無得点。残塁は
  ついに2桁の11を数えるが瀬川もその後得点を許さず、守備陣も途中から
  入った木村を始め、随所に好プレーを連発して試合はタイブレークへと突入。
 ◎延長8回表、鮫島が確実に三塁に進めると、続く片山が見事にエンドランを
  決めて1点。その裏、瀬川はランナーを三塁に進められるが、ここで相手が
  スクイズを空振りし、三塁ランナーを刺してピンチを脱する。結局、瀬川は
  4四球と制球の悪さが出るものの、許したヒットはわずかに2本のみ。完投
  で自身、リーグ戦の初勝利を飾った。                 
 
撮影:柴田兼一 撮影:柴田兼一

 
対 ホンダ戦(4/30 日立ソフトウェア2勝3敗)
投手陣、序盤に大量失点
 打線、猛追するもあと一歩届かず
チーム名
日立ソフトウェア 0 0 3 0 2 0 0 5
ホンダ 3 3 0 1 0 0 x 7
【バッテリー】★藤原(1勝3敗:1回2/3),瀬川(4回1/3)−鈴木
【二塁打】馬渕(5回) 【盗塁】山田(3回),木村(4回)

 ◎投手陣が序盤に大量失点。先発の藤原は立ち上がりからボール先行の苦しい
  ピッチング。初回裏、先頭打者に右中間二塁打を許し、一死三塁で相手3番
  にセンターへの2ランを喫する。さらに内野エラーで走者を出し、センター
  へタイムリーを放たれ早くも3点を失う。               
 ◎続く2回裏には、二死走者無しから連続ヒットで一、二塁。ここで藤原から
  瀬川に交代。その瀬川は四球を与えて満塁とピンチを広げ、さらに連続タイ
  ムリーを許し3点を追加される。                   
 ◎序盤での6点のビハインドを打線が毎回ヒットで追い上げる。まずは3回表、
  先頭の森下が死球で出塁。溝江の内野安打で一、二塁とチャンスを広げると、
  山田がライト前タイムリーでまずは1点。続く馬渕がレフト前に運び2点目。
  続く杉山の際、馬渕が飛び出し、挟殺される間に山田が生還し3点を返す。
 ◎4回表には片山のヒットなどで一死一、二塁と好機を作るが、重盗失敗など
  前の回に続いて走塁ミスが飛び出し、自らチャンスの芽を摘んでしまう。 
 ◎直後の4回裏、瀬川が先頭打者に内野安打を許すと、続く打者の送りバント
  を森下が二塁へ送球し野選として無死一、二塁。さらに一死二、三塁で犠牲
  フライを打ち上げられて7点目を奪われる。              
 ◎なんとか追いつきたい打線は5回表、一死から山田がこの日3本目のヒット
  で出塁。さらに馬渕も同じく、この試合3本目のヒットを右中間に運ぶタイ
  ムリー二塁打。なお、馬渕はこれで通算99打点となり、リーグ記録を更新。
  さらに、鮫島のセンター前タイムリーで5点目を奪って食い下がる。   
 ◎6回表にも木村のリーグ初ヒットなどでチャンスを作るが、あと一歩及ばず。
  序盤の6点が重く、チームはこの節を負け越し。通算成績も2勝3敗と黒星
  が先行する苦しい戦いが続く。                    
 
撮影:新留幸一 撮影:新留幸一

記録&記事:桐越信一

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