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Hitachi

 

1999年2月8日

大学事務の効率を大幅に向上する
学務情報システム「UCTIA/PC」シリーズを販売開始

日立製作所は、このたび、多様な大学事務を一元化し、学務システムのTCO(*1)を削減する事務パッケージ ソフトを学務情報システム「UCTIA/PC」シリーズとして商品化し、その第一弾として学籍/履修/成績情報の管理、進級/卒業をはじめとした各種判定処理などの学務事務を支援する「UCTIA/PC−GK」を本年2月10日より販売を開始します。

*1
Total Cost of Ownership

昨今の18歳人口の減少を背景に、全国的に大学経営自体が厳しい状況を迎えています。こうした社会状況の中、事務の効率化、学生サービスの向上を推進することが急務となってきています。また、大学の独自色を出すために入試形態を拡充したりカリキュラムに柔軟性を持たせるなど、事務パッケージソフトに求められる機能がますます多様化しています。

今回販売する「UCTIA/PC−GK」は、学務システムに必要な学籍、履修、成績の情報を管理する機能を提供します。それぞれの機能の特徴は、以下の通りです。

  • [学籍]
    学籍情報の参照/登録/更新、全学名簿をはじめとする各種名簿作成など一連の学籍処理をスピーディに行えるほか、在学証明書などの各種証明書の発行もできます。
  • [履修]
    履修登録や申請内容のチェック、および履修者名簿、管理資料の作成ができるほか、学生情報をもとに、教員免許、進級、卒業条件など履修に必要な各種条件を自由に設定できます。
  • [成績]
    入力された成績データの一元管理により、成績データの学生別、授業別の参照/更新ができます。これにより、単位修得状況の把握が容易になります。また、学生別、授業別成績一覧表などの各種帳票の出力機能とOCRによる成績データの一括入力機能も提供します。

また、「UCTIA/PC−GK」は、システム構築や運用に必要なコストを削減するために、豊富なカスタマイズ機能を提供するほか、Microsoft®Excel、Microsoft®Accessなどのツールと連携することで抽出したデータを自由に加工することができます。さらに、不正アクセス、改ざん、なりすましなどから貴重なデータを保護するため、利用者別、機能別といった多様な条件に対してもセキュリティを設定できる機能も提供します。一方、日立統合型グループウェア「Groupmax」のワークフロー機能を利用して電子化された事務書類の通達・回覧の流れを定型化することにより、処理に要する時間を大幅に短縮できるほか、処理の進行状況のモニタリングも可能になります。これにより、学務事務処理の効率向上を実現する、機密性が高く運用性、保守性に優れた学務システムを短期間で構築できます。

今後、入試、就職、学納金に関する事務処理を支援するパッケージソフトを順次商品化していく計画です。

新製品の稼働OS、価格、出荷時期

No.製品名適用OS価格出荷時期
1UCTIA/PC-GK/SV(*2)
(サーバ用)
WindowsNT Server4.0400万円平成11年2月10日
2UCTIA/PC-GK/CL
(クライアント用)
WindowsNT Workstation4.0
Windows95
50万円
*2
UCTIA/PC-GK/CL の2ライセンスを含む

標準的なシステム構成および価格(ハード・ソフト込み)

UCTIA/PC-GK/SV(1式)
  • 事務用サーバ基本ソフト(Oracle7/Office97等)(1式)
  • 事務用クライアント基本ソフト(Office97等)(2式)
  • サーバ HA8000/40を1台
  • クライアント FLORA350を2台
  • プリンタ PC-PL2600を1台
約870万円

販売目標

平成11年度で100システムを見込んでいます。

以上

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