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教育機関向けソリューション

導入事例:大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構

粒子と宇宙の成り立ちの解明をめざし、その研究を支えるスーパーテクニカルサーバ「SR16000 モデルM1」

より精度の高いシミュレーションを期待

スーパーコンピューターを使った素粒子理論の研究では世界トップレベルと評され、物質の質量の起源を計算機シミュレーションを用いて実証したことで知られる橋本氏は、KEKと自身の研究活動において、今後SR16000が果たす役割を「素粒子物理における最大の目標は、物質をいちばん細かくしていったとき、最後に見える法則は何かを知ることです。KEKが行っているBファクトリー実験は、加速器を使って年間1,000万個〜1億個のB中間子を発生させ、その崩壊を観測する素粒子実験です。私はスーパーコンピューターを使ってその観測結果を精密に再現することで、背後にある素粒子の法則を追求しています。SR16000は従来より格段に精度の高いシミュレーションが行えるため、今まで以上に奥深い結果を導き出せるのではないかと期待しています」と説明します。

また、従来システムのSR11000を利用して、超弦理論によるブラックホールの内部構造を解明した西村氏は、その後も超弦理論の予言する10次元(空間9次元、時間1次元)から、私たちが住む3次元空間を持つ宇宙が誕生する様子を世界で初めて解明することに成功。今後はさらなる宇宙の成り立ちと素粒子理論に残された謎の解明にも挑んでいきます。

[イメージ]超弦理論によって10次元から3次元空間を持つ宇宙が誕生する様子を解明した
超弦理論によって10次元から3次元空間を持つ宇宙が誕生する様子を解明した
(画像提供:高エネルギー加速研究機構(KEK))

「日立のスーパーコンピューターを使った(*)シミュレーションによって、最初9次元の空間的な広がりを持っていた宇宙が、ある時点で3方向だけが膨張し始めることが明らかになりました。次なるテーマは、この先さらにどのような形で宇宙が進化していくのかを解明していくことにあります。その意味で今後は、SR16000を使ってどれだけ計算規模を拡大していけるかが重要となります。プログラムの高速化や精度向上について、日立の常駐スタッフの方々に引き続きご協力いただくことになるでしょう」と西村氏は期待を寄せます。

*
京都大学基礎物理学研究所の日立のスーパーテクニカルサーバ「SR16000 モデルXM1」を利用

特記事項

  • 2012年8月1日 株式会社 日立製作所 情報・通信システム社発行情報誌「はいたっく」(日立インターメディックス株式会社印刷)掲載
  • 本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。
  • 事例は特定のお客さまでの事例であり、すべてのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
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