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教育機関向けソリューション

導入事例:大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構

粒子と宇宙の成り立ちの解明をめざし、その研究を支えるスーパーテクニカルサーバ「SR16000 モデルM1」

素粒子物理の研究を推進するKEK

茨城県つくば市に拠点を置くKEKは、電子や陽子などの粒子を光の速度近くまで加速して高いエネルギーの状態を作り出す「加速器」を使い、素粒子物理などの基礎科学の研究を推進している研究所です。KEKは1996年から、素粒子・原子核、物性物理などの理論的研究における大規模シミュレーションや、加速器の設計・運転にかかわるシミュレーションを行うため、スーパーコンピューターの共同利用プログラムを運用。国内外の関連分野の研究者に計算リソースを提供する研究活動支援を行っています。

[写真]高エネルギー加速器研究機構(KEK)の研究を支えるスーパーテクニカルサーバ「SR16000 モデルM1」
高エネルギー加速器研究機構(KEK)の研究を支える
スーパーテクニカルサーバ「SR16000 モデルM1」

その一環として2006年に導入された日立のスーパーテクニカルサーバ「SR11000 モデルK1」をはじめとするスーパーコンピューターシステムは運用開始当初、国内最速クラスの性能を持ち、量子色力学による自発的対称性の破れの計算、核力の起源の解明、超弦理論(*)によるブラックホールの内部構造解明など、さまざまな研究で、それぞれ大きな成果を上げてきました。そして2011年9月、その後継システムとして新たに運用が開始されたのが日立の「SR16000 モデルM1」です。
KEK 素粒子原子核研究所 理論センター教授の橋本 省二氏は「当機構が推進する大型シミュレーション研究では、常に時代の最先端の計算能力が求められます。今回も複数社のシステムを入札で選定することになりましたが、事前に性能テストを行った結果、SR16000が格段に速く、従来のクラスター機などと比較し高い実効性能を出しました。これが前回に引き続き日立が選定された大きな理由です」とSR16000を選定した理由を語ります。

またKEK 素粒子原子核研究所 理論センター准教授の西村 淳氏も、「私が行っている超弦理論の研究では、速さだけでなく使い勝手の良さも重要なポイントになります。その点、日立のスーパーコンピューターシステムは自動並列化などのコンパイラーが非常に充実しており、常に安定して使える点を高く評価しています。今回のSR16000の導入により、今後もプログラムをほとんど変えることなく研究が継続できるのはとても助かります」と語ります。

*
素粒子の間に働く基本的な相互作用としては、電磁気力、弱い相互作用、強い相互作用、重力が存在する。重力以外の三つの相互作用を記述する理論は存在するが、重力を含めた素粒子理論に関しては、現在もさまざまな研究が進められている。超弦理論では、すべての素粒子を、一次元的な広がりを持った「弦」のさまざまな振動モードと考えることにより、重力を含めた相互作用を統一的に記述することが可能になる

特記事項

  • 2012年8月1日 株式会社 日立製作所 情報・通信システム社発行情報誌「はいたっく」(日立インターメディックス株式会社印刷)掲載
  • 本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。
  • 事例は特定のお客さまでの事例であり、すべてのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
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