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教育機関向けソリューション

導入事例:学習院大学

「CampusVision」で履修登録機能などをWeb化し、さまざまな情報をWeb経由で提供

創立60余年の歴史を持つ学習院大学。同大学は2010年4月、学生、教職員向けの情報ポータル『G-Port』を開設しました。同システムは、日立システムの大学向け情報提供システム「CampusVision」をベースに開発され、学生に向けた履修登録機能や、教員、学生双方に向けたお知らせ通知機能、レポート提出機能などを柱に、Webを通じたさまざまな情報サービスを提供しています。

この事例に関するソリューション・商品

* 大学向け情報提供システム CampusVisionは、2015年4月に、株式会社 日立ソリューションズから株式会社 日立製作所へ移管されました。

従来からの課題

学生の利便性向上のため履修登録をWeb化

今回のポータルサイト構築は2年計画で進めているものです。初年度のサイト開設の大きな目的は、学生向けに科目の履修登録をWeb経由で行えるようにすることでした。それまで本学では、履修登録を紙ベースで行っていました。学生に紙で記入、提出してもらい、教務課の職員が科目ごとに履修者名簿を作成、紙で出力して教員に渡すという流れです。こうした利便性の低さを解消して、諸手続きをWeb経由で行えるようにしたいという目的が第一にありました。

選定のプロセス

従来の基幹システムを活かした提案内容がポイントに

教務課としては、学生による履修登録機能と、2年目に稼働開始予定の教員による成績登録機能を開発の大きな柱として、開発会社の選定に入りました。その際、従来の基幹システムはそのまま使い、情報ポータル部分の機能を拡張することがポイントでしたが、候補の数社から話を聞いてみると、履修登録の機能だけを単体で販売しているという製品がほとんどありませんでした。つまり、教務システムを含めた基幹システム全体をリプレースして、その中に履修登録の機能を加えるという提案内容だったのです。その点、日立システムの「CampusVision」は、現状の基幹システムはそのままに、履修登録などの必要な機能を加え、かつデータ連携することが可能でした。こうした提案内容の優位性に加え、企業としての信頼度などを慎重に検討した結果、日立システムの提案で開発をスタートすることとなりました。

導入時の取り組み

システム開発はまさに時間との勝負

[写真]瀬谷晴仁氏
学習院大学 学生センター教務課
課長 瀬谷晴仁 氏

システム開発に際しては、履修登録機能やお知らせ通知機能、休講情報などは「CampusVision」をベースとしたカスタマイズで開発し、それ以外の成績閲覧、レポート提出などの授業支援、健康診断結果閲覧といった機能は個別で開発しました。2009年の4月末ごろに開発会社の選定が終わったのですが、今回のプロジェクトは教務課だけでなく、学生課、キャリアセンター、学長室などの各部署が参加するWebシステム開発案件となったため、内部的な調整や法人による承認を経て、実際に開発がスタートしたのは9月に入ってからでした。

カットオーバーまでの開発期間は約半年。時間との勝負でした。システムの内容そのものについては私たちも専門家ではないので詳しくありません。機能のチェックや使い勝手の確認はテスト画面を通じて、実際に見ながらレビューできればよかったのですが、テスト画面が完成したのは12月頃でした。私たち大学の業務は年明けから多忙となり2、3月にピークを迎えます。テスト画面ができるまでは紙ベースでの議論となり、なかなか全体像がつかめないもどかしさも感じました。

導入後の効果

よりリアルタイムなきめ細かい情報提供が可能に

システム化による一番の導入効果は、学生や教職員に利便性を提供できたという点ですね。科目の履修登録はWebに接続さえすれば24時間、場所を選ばずできるようになりました。また、学生への休講情報の提供は、『G-Port』への掲示とメール配信などでよりリアルタイムに、きめ細かくなりました。『G-Port』のポータル画面は利用者ごとに表示内容がカスタマイズされますので、まだすべての情報が『G-Port』に一元化されたわけではないものの、情報の見つけやすさや検索性は高まったと思います。

教員から学生への連絡手段は、授業を履修している学生に対して『G-Port』経由でダイレクトにメール配信することが可能になりました。ある教員は急な海外出張に出かけることとなりましたが、折悪しく年度初めで科目によっては履修者へのこまめな連絡が必要な時期でした。こんなとき、海外にいても、『G-Port』経由で履修者への連絡事項を発信することができたということで、帰国後、その教員には大変感謝されたということがありました。

今後の展望

システム開発のプロフェッショナルとしての提案を期待

『CampusVision』はシステムとしてはまだ発展途上だと思います。画面デザインや使い勝手という部分で改善の余地があると感じます。特に使い勝手という部分では、丁寧なマニュアルを用意してもらったのですが、できればマニュアルを読まなくても直感的に使えるように、これから熟成してほしいと思います。前述の通り、1年目の開発は時間があまりなかったこともあり、全体のスケジュール管理が難しかったと思います。

[写真] 瀬谷晴仁氏、筒井啓之氏、伊藤慶彦氏
学習院大学 学生センター教務課
課長 瀬谷晴仁 氏
筒井啓之 氏
伊藤慶彦 氏

来春に向けた開発2年目は、前述の成績登録機能に加えて、科目の抽選機能や、奨学金などの申請、進路面談の登録や施設予約といった、学生課やキャリアセンター、学長室の経営企画課や研究支援センターなどの各部署が関係する機能の開発を行っています。開発途上で当初の想定から必要な機能が変わったり、追加で開発が必要になったり、全体的な調整が重要になってくると思いますが、導入してよかったと言ってもらえるようなシステムにしたいと思います。日立システムには、組織的で迅速な対応に加え、今後は開発のプロフェッショナルとして、課題に対する積極的な提案を期待したいですね。

[お客さまプロフィール]学習院大学

[写真]学習院大学 外観

1847年に京都に開講した公家の教育機関を前身に持つ学習院は、1877年10月、神田錦町における開業式の際、明治天皇より「学習院」の号を賜り、現在の学習院が創立されました。学習院大学は、1949年に新制大学として開設。「ひろい視野 たくましい創造力 ゆたかな感受性」を教育目標に掲げ、世界に通用するグローバルな人材の育成に努めています。

[設立] 1949年4月(学習院の創立は1877年10月)
[教職員数] 1742名(2009年5月1日現在 学校法人学習院全体の人数)
[所在地] 東京都豊島区目白1-5-1
[沿革] 弘化4(1847)年3月、京都に公家の教育機関として開講。大学設置は1949年。学校法人学習院として大学の他に女子大学、幼稚園から高等科に至る一貫教育機関を擁している。
学習院大学のWebサイトへ

この事例に関するソリューション・商品

* 大学向け情報提供システム CampusVisionは、2015年4月に、株式会社 日立ソリューションズから株式会社 日立製作所へ移管されました。

特記事項

  • 掲載日は2010年8月25日です。
  • 本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。
  • 事例は特定のお客さまでの事例であり、すべてのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
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