大学向けWeb型図書館システム「UNIPROVE/LS」で利用者サービスの向上とTCOの削減を実現
他の大規模大学図書館での安定した稼働実績が、「UNIPROVE/LS」採用のポイントの一つになりました。
OPACの利便性をすべてWebでも提供できるようになったことがなによりも便利になった点です。
大学経営を取り巻く環境がますます厳しさを増す中、学生の探求心を満たし創造力を養う図書館サービスの拡充は、「選ばれる大学」をめざすための欠かせない要素となっています。
そこで中央大学は2006年、200万冊という膨大な蔵書を誇る図書館システムを日立の大学向けWeb型図書館システム「UNIPROVE/LS」で刷新。
OPAC(*1)による検索・予約・ILL(*2)依頼(登録した教職員、大学院生が対象)などのサービスを、学内外からWebでシームレスかつセキュアに提供し、将来の拡張性にも配慮した強固なインフラを整備しました。
![[写真]図書館事務部総務課 副課長 渡来 達也 氏](/Div/jkk/kyoiku/casestudy/chuo/image/chu_010.jpg)
![[写真]図書館事務部総務課 根本 篤 氏](/Div/jkk/kyoiku/casestudy/chuo/image/chu_020.jpg)
| 課題 | ソリューション | 効果 |
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従来のシステムはUNIXサーバとWindows NTクライアントで構成されるクライアント/サーバシステムでしたが、そのハードウェアやクライアントOSのサポート終了が迫ったのを契機に、導入・運用コストが低く一方で拡張性が高いWebベースのパッケージシステムへの移行を決断しました。
中央大学では、三つのキャンパスにそれぞれ存在する図書館、ならびに各学部の図書館に、延べ200万冊近い蔵書を有してます。そこで、新システムでは書誌200万件、所蔵300万件、利用者5万件のデータを、分館の図書業務と合わせて一元的に運用管理できることを要件としました。
また、利用者サービス向上の観点から、学外からでもWebで蔵書検索・予約・貸出延長などが行えること、新CAT/ILL(*4)に多言語で対応していることなども要件としました。
[渡来氏]
![[写真]中央図書館内に設置されたOPAC対応端末(FLORA)](/Div/jkk/kyoiku/casestudy/chuo/image/chu_030.jpg)
中央図書館内に設置されたOPAC対応端末(FLORA)
導入を検討するにあたり、システム単体の費用だけでなく、5年間運用する際のトータルなランニングコストや、他大学への導入実績なども勘案した詳細な評価項目を策定しました。
最終候補として4社の製品に絞り込んだのですが、その中で日立の「UNIPROVE/LS」が、既に他の大規模大学図書館で安定稼働していた実績があり、採用のポイントの一つになりました。
[渡来氏]
2005年4月から移行プロジェクトがスタートし、翌2006年3月にカットオーバーという短期スケジュールでしたが、日立の専属SEによって従来システムからのデータ移行が行われ、これはスムーズに進行しました。また、中央大学には資料区分・配架場所の違いといった独自の複雑な貸出ルールがあるのですが、これにはカスタマイズで対応してもらいました。
日立にはインフラ周りの設計やネットワークのリプレースも一括して行っていただきましたが、実質1年弱の期間で満足のいく結果を出していただきました。
[渡来氏]
![[イメージ]市ヶ谷キャンパスの利用者が、多摩キャンパスにある中央図書館の図書の貸し出しを受ける場合](/Div/jkk/kyoiku/casestudy/chuo/image/chu_040.gif)
市ヶ谷キャンパスの利用者が、多摩キャンパスにある中央図書館の図書の貸し出しを受ける場合
![[写真]図書館事務部総務課 根本 篤 氏](/Div/jkk/kyoiku/casestudy/chuo/image/chu_020.jpg)
何よりも便利になったのは、蔵書検索・貸出予約・貸出延長・ILL依頼(登録した教職員・大学院生が対象)といったOPACの利便性を、すべてWebから提供できるようになったことです。
例えば自宅や研究室のPCからOPACとNACSIS-CATを横断検索し、目的の資料を探し当てたら、その場で文献複写・貸借の申請ができます。
カウンターの開設時間の制約を受けることなく、館外のどこからでも申請ができるようになったことは、利用者から大変好評を得ています。利便性が向上したことで、ILLの利用件数は増加傾向にあり、より充実したサービスの展開を可能にしています。
[根本氏]
![[写真]カウンターでは手厚いサービスが提供されている](/Div/jkk/kyoiku/casestudy/chuo/image/chu_050.jpg)
カウンターでは手厚いサービスが提供されている
![[写真]図書館事務部総務課 副課長 渡来 達也 氏](/Div/jkk/kyoiku/casestudy/chuo/image/chu_010.jpg)
他のキャンパスにある図書館からの本を取り寄せる事務作業も、従来はファクシミリベースだったのがWeb上での自動処理になり、作業効率とスピードが向上しました。
OPACの検索レスポンスも、以前のシステムと比べ改善されました。TCOについても、以前のシステムより削減できたことを高く評価します。
[渡来氏]
中央大学では今後、システム運用の適正化を図るため、複雑な貸出ルールの見直しを進める一方で、全学的な認証システムの構築や、学生証のICカード化に合わせた図書館システムの機能強化を図っていく予定です。
![[写真]図書館外観](/Div/jkk/kyoiku/casestudy/chuo/image/chu_060.jpg)
中央大学
[学生数]約35,000名(*5)(2006年5月現在)
[教職員数]
専任教員 約850名
専任職員 約470名(2005年12月現在)
明治18年(1885年)に「英吉利法律学校」として創立され、2010年に創立125周年を迎える中央大学。
法科大学院の修了者が受験する「新司法試験」の大学別合格者数でも1位(2006年9月現在)に輝く法律の名門校です。
蔵書の種類も大学の歴史を反映し、法律関係や国内外の官報、判例集、議会関係資料などが特に充実しており、国内外の貴重書も多数所蔵しています。