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教育機関向けソリューション

導入事例:中央大学附属高等学校

主体的な情報収集と「調べ学習」を強力にサポートする日立の図書館情報総合システム「LOOKS21/P」

LOOKS21/Pの導入で、OPACの機能と使いやすさが向上し、「調べ学習」の効率が大幅にアップしました。

「調べ学習」や基礎学力涵養(かんよう)の場として図書館を積極的に活用している中央大学附属高等学校(以下、中附)では、図書館システムの刷新にあたり、日立の公共向け図書館情報総合システム「LOOKS21/P」を導入。
OPAC(*1)の検索機能と処理能力を向上させ、生徒と教職員の調査・研究に対応できる図書館機能のさらなる強化を実現しました。

*1
Online Public Access Catalogue:コンピューターで検索する図書館の所蔵目録データベース

[写真]中央大学附属高等学校 図書館運営委員会 委員長・司書教諭(専任) 平野 誠 氏

課題ソリューション効果
  • 多人数同時アクセスへの対応
  • 絞り込み検索など多様な検索を行いたい
  • 検索時のレスポンスが飛躍的に向上
  • 高度な検索機能を実現

導入のきっかけ

OPACやオンラインデータベースのアクセス数が膨大になり、システム性能は限界に

中附図書館は、約14万冊の蔵書と4,000タイトルもの視聴覚資料を所蔵しており、さまざまな授業において、生徒たちの「調べ学習」に欠かせない場となっています。ところが、検索端末の台数や利用頻度の増加にともない、OPACやオンラインデータベースのアクセス数が膨大になり、システム性能は限界に近づいていました。このため、2008年に、図書館システムの刷新を図るため、新システムの選定作業に入りました。

[平野氏]

[写真]日々の授業で使われる閲覧室中央のスペース。館内には一人ひとりに行き渡る80台のパソコンが用意されている。
日々の授業で使われる閲覧室中央のスペース。
館内には一人ひとりに行き渡る80台のパソコンが用意されている。

採用した理由

学校図書館システムでは要件を満たせないため、公共向けの図書館システムを検討

新システムの選定にあたり、まずは当時採用していたシステムも含めた学校図書館システムの主力パッケージを検討しました。しかし、多人数からの同時アクセスに耐えられるシステムは、ほとんどありませんでした。このため、公共向けの図書館システムを検討することになったのです。ところが、数社のベンダーさんに話を聞いたところ、学校向けのカスタマイズは難しい、中附図書館で独自に作成している書誌データの移行も困難、といった課題が出てきて、選択肢がどんどん狭まっていきました。
このような状況で、当校が求める要件をすべてクリアしたのが、日立の公共向け図書館情報総合システム「LOOKS21/P」でした。
LOOKS21/Pは、パラメーター設定が多様なため、中附図書館独自の書誌データも最小限のカスタマイズで完全に移行できました。また、複数のOPACサーバーによる分散処理を提案していただき、多人数からの同時アクセスにも対応できました。これにより、長年蓄積された情報資産を活かしつつ、より高度な「調査・研究」ニーズに対応した新図書館システムへ移行できたのです。

[平野氏]

長年蓄積してきた独自の書誌データをそのまま移行

一般的に、学校図書館の検索システムでは、書名や著者名を入れて本を探し出すことが多いと思います。しかし中附では、生徒が授業やレポート作成などで行き当たる幅広いテーマ、例えば「貧困」や「グローバリズム」といった言葉から本や資料を探し出す使い方が多いのです。そのため、中附図書館では、書誌データの「分かち」を見直したり、より詳細なキーワードを付加したりする形で、独自の書誌データを長年蓄積してきました。LOOKS21/Pなら、この情報資産をそのまま移行できたのです。

[平野氏]

システム概要

中附生の論理的思考力と判断力、表現力をはぐくむ場として機能しているのが、大学・公共図書館レベルの規模を誇る約14万冊にもおよぶ蔵書と4,000タイトルもの視聴覚資料が収められている図書館です。シックなレンガ造りが印象的な図書館内には、3クラスが同時に授業を行える閲覧スペースが用意されており、検索端末としても利用可能なパソコン80台を使って所蔵資料の検索や7種のオンラインデータベースを利用することができます。

多人数からのアクセスに対応するため、3台のOPACサーバーに処理を分散

多人数からの同時アクセスに対応するため、3台のOPACサーバーを導入。
ロードバランサー(負荷分散装置)を用いることで、ユーザーからの処理要求が特定のサーバーに集中しないよう、複数のサーバーに処理を振り分けています。

[イメージ]中央大学附属高等学校のシステムイメージ図
中央大学附属高等学校のシステムイメージ図

効果と今後の展望

OPACの機能と使いやすさが向上し、「調べ学習」の効率が大幅にアップ

今回、OPAC上でオリジナルの「分かち検索」を実現できたことは、大きな成果でした。また、LOOKS21/Pの多彩な検索機能は、さまざまなシステムを使い慣れている教職員からも「格段に使いやすくなった」と好評です。

[写真]中附図書館独自にカスタマイズされたOPACシステムの初期画面
中附図書館独自にカスタマイズされたOPACシステムの初期画面

複数サーバーでの分散処理により、OPACでのレスポンスも飛躍的に向上しました。以前は、授業などで1クラスの生徒が一斉にOPACにアクセスすると、レスポンスが返ってくるのに5分かかることもありました。現在では50台の検索端末から同時にアクセスしても瞬時にレスポンスが返ってくるようになり、非常に快適になりました。

2009年1月からの新システム稼働以降、図書館を利用する授業数が急増し、現在はほぼ毎時間、閲覧スペースが埋まる状態になっています。これは、OPACの機能と使いやすさが向上し、「調べ学習」の効率が大幅にアップした効果だと思います。

[平野氏]

今後は、検索端末の増設や機能の拡充を検討

今後は、検索端末としても利用可能なパソコンをあと50台増設し、授業で3クラス同時にOPACなどを使えるよう検討中です。また、生徒からは、休日に自宅からOPACを使いたいという要望が多くなっているため、LOOKS21/Pの標準機能である「Web-OPACシステム」や「携帯OPACシステム」の活用も視野に入れていきたいと考えています。

[平野氏]

[お客さまプロフィール]中央大学附属高等学校

[写真]中央大学附属高等学校図書館 外観

[所在地] 東京都小金井市貫井北町3-22-1
[学校長] 三枝幸雄(中央大学法学部教授)
[生徒数] 1,560名(2009年4月1日現在)
[教職員数] 141名(2009年4月1日現在)
中央大学附属高等学校のWebサイトへ

自主・自律の精神を尊重する自由な校風のもと、充実した教育環境と熱意あふれる教職員のサポートにより、高い知性と豊かな感性を兼ね備えた生徒の育成を目指している「中央大学附属高等学校」。受験勉強にとらわれない、個々人の基礎学力と応用力を高める教育を重視しており、卒業までに全員が100冊の本を読破する「課題図書」や、大学の授業を先取りした専門分野別の「特別授業」、3年生が作成する8,000字の「卒業論文」など、ユニークなプログラムが豊富に用意されている。
2010年には隣接地に附属中学校が開設され、両校が一体となった中高一貫教育が展開される予定。一人ひとりの将来を見据えたキャリア育成プログラムが一段と充実していくものと期待されている。

特記事項

  • 2009年8月3日 掲載
    本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。
  • 本サイトで紹介しておりますソリューションについてのお問い合わせは株式会社 日立製作所 公共システム営業統括本部が承っております。掲載団体への直接のお問い合わせはご遠慮願います。
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