セキュアクライアントソリューションのハウジング化でセキュリティ向上と運用管理の省力化を実現
強固なセキュリティの確保と運用管理の省力化、そして職員の業務効率向上をトータルに実現しました。
山形県河北町では、セキュリティPC100台と、データセンターにハウジングしたBladeSymphony BS320ブレードを組み合わせた、日立のセキュアクライアントソリューション「センター型」を導入。
導入に至った経緯や、ご利用いただいた感想をお聞きしました。
![[写真]政策推進課長 丹野 正彦 氏](/Div/jkk/jichitai/casestudy/kahoku/image/kahoku_010.jpg)
![[写真]政策推進課 主事 齋藤 淳 氏](/Div/jkk/jichitai/casestudy/kahoku/image/kahoku_020.jpg)
| 課題 | ソリューション | 効果 |
|---|---|---|
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「以前は職員へのクライアントPC配備が一人1台体制ではなかったことや、ITの専任部署がなかったために、クライアントPCやネットワークに何か障害が起こると一部の職員が解決にかかりきりとなり、運用管理の負担が年々増加してきたという問題がありました。このため、数年前からIT環境の見直しを検討していたのです」
[丹野氏]
![[写真]データセンター内に設置されたBladeSymphony BS320](/Div/jkk/jichitai/casestudy/kahoku/image/kahoku_060.jpg)
データセンター内に設置された
BladeSymphony BS320
「内部に情報を保持しないセキュリティPCと厳格な本人認証を行えるKeyMobileを使用することで、情報漏えいのリスクを極小化できます。これに加え、サーバーをハウジングすることで職員側の負担がなくなる点、山形県基幹高速通信ネットワークや既設の無線LAN設備を活用できるため、新たな通信インフラの整備が必要なかった点が、選定の大きなポイントとなりました」
[齋藤氏]
河北町では、セキュアクライアントソリューションで活用されるサーバーは酒田市にあるデータセンターにハウジングし、ネットワーク回線には、すでに基幹系で利用されていて実績のある山形県基幹高速通信ネットワークを活用。障害発生時の職員の負担軽減と回線コストの適正化を実現しています。
サーバーには、高い処理能力とコストを勘案し、BladeSymphony BS320のブレード3台を導入。一方、クライアント側は、既存の無線LANアクセスポイントから、各課の机上に設置された無線LAN対応の小型ルーターを通して、各5台程度のデスクトップ型セキュリティPCをLANケーブルで接続するというユニークな方式を採用しています。これにより、フロア上にLAN回線を敷設することなく、メンテナンス性にすぐれた形でのセキュリティPCの配備を実現しました。
![[イメージ]河北町における「センター型」セキュリティPCの利用イメージ](/Div/jkk/jichitai/casestudy/kahoku/image/kahoku_040.gif)
河北町における「センター型」セキュリティPCの利用イメージ
セキュアクライアントソリューションは、内部に情報を保持しないセキュリティPC(シンクライアント)にUSB型の認証デバイス「KeyMobile」を挿入して本人認証を行い、センターで管理されたPCやサーバーのリソースをセキュアかつ柔軟に利用できる仕組みです。中でもCitrix XenApp™ (*1)との連携により、さまざまなWindows® アプリケーションを各端末にデリバリーするセンター型では、1台のサーバーリソースを複数ユーザーで共同利用するため、システム導入/運用コストを大幅低減し、センター側での使用アプリケーションの一元管理や、ウイルス対策ソフトのアップデートの徹底ができるといった特長があります。
「導入した100台すべてのセキュリティPCを無線LAN経由で利用していますが、レスポンスにはまったく問題がありません。逆に以前のPCより処理能力は高くなっているくらいです。センター型では、クライアントとサーバー間のやり取りが、キー操作や画面情報のみのため、一般的なC/S型システムに比べ、ネットワークに対する負荷が非常に少ないことも大きな効果をもたらしています」
[齋藤氏]
![[写真]無線LANルーター経由で設置されているセキュリティPCを利用する職員](/Div/jkk/jichitai/casestudy/kahoku/image/kahoku_050.jpg)
無線LANルーター経由で設置されているセキュリティPCを利用する職員
「セキュリティPCはHDDが搭載されていないので故障率が低いですし、サーバーはハウジングしているため、庁内におけるメンテナンス負担は実質ゼロになりました。何か障害が起きても私たちが対処しなくて済むようになったことが、いちばん嬉しい効果かもしれません」
[齋藤氏]
![[写真]セキュリティPCに挿入されたKeyMobile](/Div/jkk/jichitai/casestudy/kahoku/image/kahoku_070.jpg)
セキュリティPCに挿入されたKeyMobile
「今後は、人事異動などがあっても、PCの再配置などに頭を悩ませることがなくなり、運用管理をさらに省力化できるでしょう。KeyMobileさえ差し込めば、各部署にあるセキュリティPCがそのまま自分のデスクトップになるからです」
[丹野氏]
「2009年度からは、別サーバーで稼働していた財務会計システムもセキュアクライアントソリューションへと統合する予定です。これによってITリソースをさらに効率的に活用したいと考えています。
また、将来的にはほかの町営施設へセキュリティPCを配備することも検討しています。
Citrix XenApp™ とセキュリティPCは画面情報の差分のみを転送し表示するので、町営施設との狭帯域ネットワークにおいてもクイックレスポンスが実現できますし、ハウジングによって一括集中管理できますので、導入効果をより発揮できると期待しています」
[丹野氏]
![[写真]河北町章と町役場外観](/Div/jkk/jichitai/casestudy/kahoku/image/kahoku_030.jpg)
[住所]山形県西村山郡河北町谷地戊81
[職員数]174人(2008年4月1日現在)
[人口]20,765人(2008年4月1日現在)
[世帯数]5,784世帯(2008年4月1日現在)
山形県のほぼ中央に位置する人口約2万人のまち「河北町(かほくちょう)」。室町時代の昔から最上川舟運の紅花集散地として栄え、江戸時代から明治初期にかけて、その生産量は全国の半分を占めたといわれています。全国的にも高品質で知られた最上紅花は京染めの染料として上方に運ばれ、そこから持ち帰られた雛人形などの京文化が、現在の「谷地ひなまつり」や「谷地どんがまつり」といった伝統の祭へと受け継がれています。
![[イメージ]株式会社 日情システムソリューションズ](/Div/jkk/jichitai/casestudy/kahoku/image/kahoku_080.gif)
株式会社 日情システムソリューションズ
本社 山形県酒田市京田2-69-3
従業員数 116名(2008年3月現在)
山形県を支える情報センターとして、古くから地域の民間企業、自治体、各種団体等の情報化を担当。現在はデータセンターやハウジング・ホスティングといった情報基盤の提供から、自治体/民間企業の業務システム開発まで、情報システムに関するさまざまな事業を行っている。