インターネット上に存在するコンピューターーリソースを使って、ユーザーにサービスを提供する仕組みのこと。
サービスを利用するユーザーは、自分が利用しているサービスを提供しているコンピューターリソースがインターネットの向こう側(クラウド=雲の中)にあることは理解しているが、物理的な設置場所やシステム構成を意識することはない。このため、ユーザーは実際のシステム管理から解放され、純粋にサービスだけを利用できる。また、ユーザー数や処理データ量などの増減に応じ、使用するコンピューターリソースを柔軟に変更できるというメリットがある。
現在提供されているクラウドコンピューティングサービスの例としては、Googleやamazonが提供するアプリケーション開発環境などが挙げられる。これらのサービスでは、ユーザーはインターネット上にあるCPUやストレージなどのハードウェア、データベースやOSなどのソフトウェアを、使用量に応じた料金を支払うことで利用できる。公共関連で有名な事例は郵政公社が導入した「情報共有システム」が挙げられる。
2009年5月現在では、公共分野のシステム最適化を目的として、官公庁全体のシステムを、クラウドコンピューティング化する「霞ヶ関クラウド」や、自治体システムにクラウドコンピューティングを適用する「自治体クラウド」構想も検討が始められている。
(2009年5月22日)