地震の発生直後に震源に近い地震計でとらえたデータを解析して、瞬時に震源地や規模(マグニチュード)を推定し、大きな揺れが来る前に、地震が起こることや震源地などの情報を可能な限り素早く知らせる。
気象庁から2007年10月1日に世界で初めて一般向けの提供が開始された。
地震は、P波(初期微動)と呼ばれる弱い揺れのあとに、S波(主要動)と呼ばれる大きな揺れがくる。緊急地震速報は、地震発生直後に震源近くで検知したP波の情報を解析し、各地でのS波の到達時刻や震度を予測して、大きな揺れが来る前に情報を発信する。情報を発信してから大きな揺れが来るまで時間は長くても数十秒だが、列車やエレベータを制御させて危険を回避したり、家庭やオフィスなどでは火を消したり身の安全を確保するなど迅速な行動をとることで、地震被害を軽減できると期待されている。
しかし、震源に近いところでは情報の提供が間に合わないことや、ごく短時間のデータだけを使った情報のため予測された震度に誤差をともなうなどの限界もある。
緊急地震速報はテレビ・ラジオで提供される他、パソコンや携帯電話で受信できるなど、この情報を活用したサービスが広がってきている。
(2008年9月2日)